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利尻島と礼文島はどんなところ?おすすめ絶景スポットを紹介

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北海道の北部、稚内の西方にある利尻島と礼文島は美しい自然がいっぱいある魅力的な離島です。海面からそびえたつ利尻山が印象的な利尻島と高山植物が咲き誇る花の楽園である礼文島には、北海道内のみならず道外からもたくさんの観光客が訪れます。多くの旅人たちを魅了する利尻島と礼文島にはたくさんの絶景ポイントがあります。今回はおすすめのスポットをご紹介していきます。

利尻島・礼文島基本情報

日本最北の町である稚内の西側に、利尻島と礼文島があります。日本百名山に選ばれた利尻富士がある利尻島と花の浮島とも呼ばれている礼文島。どちらも日本海に囲まれているので美味しい海の幸が食べられますが、景観ではかなりの違いがあります。

利尻島・礼文島ってどんなところ?

利尻島は北海道の北部、日本海上に存在するほぼ円形の島です。島の大きさは東西約16キロメートル、南北約18キロメートルで、面積182.11平方キロメートルです。海沿いには島を一周できる道路があり、その距離は約53キロメートルに及びます。どこにも立ち寄らず車で一周すると約1時間で周れる距離です。ぐるりと周ると島のどこからでも利尻富士を眺めることができます。

利尻島の北側には礼文水道があり、それを挟んだところに礼文島があります。稚内から約60キロメートルの距離にあり、冷涼な気候から海抜ゼロメートルの場所でも高山植物が咲き誇る島として有名です。荒々しい景観の利尻島に対して、礼文島はどこか優し気なイメージを持ちます。

 

利尻島・礼文島へのアクセスは?

利尻島へのアクセスには飛行機とフェリーの2つの方法があります。飛行機の場合、新千歳空港から利尻空港への便が1日1便運行されています。また、札幌丘珠空港からも1日1便運行されていて、どちらも所要時間は約50分です。ただし、新千歳空港からの便は6月~9月のみの運航になっていますので注意が必要です。また、利尻島は2つの港からフェリーが運行されています。稚内港と鴛泊港を結ぶ便は1日2~4往復あります。所要時間は約1時間40分~1時間50分です。さらに、稚内港から隣の礼文島を経由するフェリー便も存在します。

礼文島へのアクセスはフェリーのみとなります。島内には礼文空港がありますが運用休止中となっているため、空の便はありません。稚内港と香深港を結ぶフェリーが1日2~5便あり、所要時間は約2時間5分~2時間50分です。また、利尻島の鴛泊港と香深港を結ぶフェリーが1日1~2便あり、所要時間は約40分です。さらに5~9月の期間限定ですが、利尻島の沓形港と香深港を結ぶフェリーが1日2便出ています。こちらも所要時間は約40分です。

利尻島と礼文島ともに飛行機を利用するにしてもフェリーを利用するにしても便が少ないため、しっかり計画を立てて旅行することが望ましいです。また、季節によって運行時間や本数は異なるため、事前にしっかりチェックしましょう。

利尻島のおすすめ絶景スポット5選

利尻島は海抜ゼロから始まる利尻山の島ですが、豊かな自然がたくさんあります。観光シーズンになるとたくさんの人が訪れ、代表的なおすすめスポットが数多く存在するのが特徴です。

オタトマリ沼

オタトマリ沼は島の南側に位置する沼で、周囲には日本最北限の赤エゾマツ原生林が広がっています。ここは爆裂火口の底が泥炭地になったもので周囲は湿地帯です。1周約20分で周れる遊歩道では利尻富士が眺められます。また、7月初旬には咲き乱れる花が楽しめると評判です。ブルーの湖面と島のシンボル秀峰「利尻山」がつくり出す世界は感動の絶景が広がっています。天候などの条件が合えば逆さ利尻富士に出合えることもあります。湖畔には売店や食堂があるので、ドライブなどの休憩に立ち寄っても良いでしょう。

オタトマリ沼

住所:北海道利尻郡利尻富士町鬼脇沼浦
駐車場:50台
アクセス方法:鴛泊港から車で30分

仙法志御崎海岸

利尻山が噴火した際に海へ流れ込んだ溶岩流でできた奇岩・怪石が見られる海岸です。磯場が広がり天然の自然磯観察場となっていて、昆布ウニなどもはっきりと見られます。夏はアザラシに餌やりもできます。海岸線まで広がる山すそを美しく見ることができるおすすめの自然スポットです。敷地内には観光御崎物産という土産物屋、休憩スペース、トイレ、駐車場があります。

仙法志御崎海岸

住所:北海道利尻郡利尻町仙法志字御崎
開園期間:5月~10月
アクセス方法:沓形港から車で30分

ペシ岬

利尻島の玄関口である鴛泊港から白亜の灯台が建つ高台が見られますが、そこがペシ岬です。ペシ岬は灯台山とも呼ばれていて、標高93メートルの岩山からできています。頂上には展望台があり、遮るものがなく360度島を見渡せるおすすめスポットです。別名「灯台山」とも呼ばれ、展望台、会津藩士の墓、鴛泊灯台などがあり、頂上までは急な坂道を歩きます。日の出の時刻に上ると、日本海から出る朝日がオレンジ色に染まり感動するでしょう。

ペシ岬

住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊
開園期間:5月~10月
駐車場:なし
アクセス方法:鴛泊港から遊歩道入り口まで徒歩5分

姫沼

原生林の中に静かに水をたたえる周囲約1キロメートルほどの神秘的な湖で、湖面には利尻富士が鏡のように映し出されています。1周約20分で周れる遊歩道があり、そこでは高山植物やコマドリなどの野鳥のさえずりが楽しめます。天気が良く無風状態であれば、利尻山が反射して逆さ富士になっている光景を見ることができます。

姫沼

住所:北海道利尻郡利尻富士町湾内
駐車場:20台
アクセス方法:鴛泊港から車で10分

夕日ヶ丘展望台

利尻島内で一番美しいサンセットスポットとして知られています。ウッドデッキのような展望台に上がると、正面に利尻山、背後に礼文島が見られてとても爽快です。夕日の時間帯がベストですが、朝や昼間に訪れても十分絶景が楽しめます。駐車場から展望台までは、少し急な坂道を登ります。道中、オンシーズンには足元に島の花々が咲き乱れ、秋にはススキの柔らかな黄金色の景色が広がります。

夕日ヶ丘展望台

住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字富士野
駐車場:あり
アクセス方法:鴛泊港から徒歩で30分

礼文島のおすすめ絶景スポット5選

花の島である礼文島には貴重な花があり、素晴らしい自然が沢山存在します。6~7月の観光シーズンになると、多くの旅行客が北海道内外から訪れます。利尻島のように島を一周できる道路はありませんが、東海岸沿いの道路がメインルートです。

久種湖

日本最北の湖として知られています。アイヌ語で山越えする湖という意味を持ち、周囲4キロメートルあります。コイ・フナ・アメマスなどが生息し、春先にはミズバショウが群生し、礼文島では珍しい湿地性の植物も多く見ることができます。丘の向こうに利尻富士が望めますが、夕暮れ時には山々が赤く染まりとても神々しい雰囲気です。湖を一周できる遊歩道が備え付けられています。

久種湖

住所:北海道礼文郡礼文町大字船泊村字ヲションナイ
アクセス方法:香深港から車で45分

金田ノ岬

船泊湾をはさんでスコトン岬の反対側に位置する岬です。礼文島最北の灯台である金田ノ岬があります。1990年代後半からアザラシが出現するスポットとして知られるようになりました。常に見られるわけではありませんが、時々海岸線の近くにあらわれることがあります。

金田ノ岬

住所:北海道礼文郡礼文町船泊村ホロトマリ
アクセス方法:香深港から車で50分

江戸屋山道

スコトン岬とゴロタ岬の間にある山道で、礼文島北部を見渡せる景勝地です。山道といっても舗装されているため、車で通ることができます。そのため、多くの観光客が訪れるスポットです。花の多い場所として知られていて、団体客の観光ルートに組み込まれることも少なくありません。山道の途中にはトド島が見渡せるトド島展望台があります。

江戸屋山道

住所:北海道礼文郡礼文町船泊(トド島展望台)
アクセス方法:香深港から車で50分

スコトン岬

礼文島最北端にある岬です。草原状の岬はいかにも最北といった雰囲気があり、最果ての場所に来たという実感が湧きます。スコトンとはアイヌ語で大きな谷にある入江を意味するそうです。沖に見えるのは無人島のトド島です。また、スコトン岬は島を巡る散策ルート4時間・8時間コースの出発地点としても知られています。スコトン岬は風が強いので、髪の乱れや帽子の吹き飛ばしにはご注意ください。

スコトン岬

住所:北海道礼文郡礼文町船泊村須古頓
駐車場:30台
アクセス方法:香深港から車で60分

澄海岬

礼文島のトレッキングでは欠かせないスポットです。日本海が造った秘境の中の秘境で、元地海岸と並ぶ礼文島西海岸の絶景スポットです。断崖絶壁の奇岩や入り江、岬などが美しく並んでいます。青い空を表す英語のスカイと澄んだ海を表す澄海の絶妙なダブル・ミーニングで名付けられました。残念ながら、渚に近づくことはできません。映画やPV撮影のロケ地としても有名です。

澄海岬

住所:北海道礼文郡礼文町泊村西上泊
駐車場:10台
アクセス方法:香深港から車で40分

利尻島と礼文島に行ってみよう

たおやかな利尻富士の頂が旅人をいざなう利尻島と高山植物が咲き誇る花の楽園である礼文島。フェリーや飛行機でしか行くことのできない離島ですが、不便だからこそ訪れてみたい絶景スポットがたくさんあります。そこでしか巡り合えない大自然があり、一度訪れて目にしたら決して忘れることができない景色が広がっています。利尻島や礼文島に訪れて、素敵な旅の思い出を作ってみましょう。

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