旅行前に知っておきたい！ドバイ旅行の基本情報（天気・ビザ・時差・物価）
海外旅行先としてここ数年人気の高いドバイ。ドバイへ行くなら、まずチェックしたいのが基本情報ですよね！天候やベストシーズン、ビザにフライト情報、物価など、旅行出発前に知っておきたい情報をご紹介いたします。
ドバイの気候 ベストシーズンは冬季
ドバイの季節は大きく2つ、4月半ばから10月半ばの夏と、10月半ばから4月半ばの冬に分けられます。
ベストシーズンは冬季。特に休暇と重なる12月、1月はハイシーズンで、観光客も多く、ホテルの値段も高めとなります。冬といっても温暖で、日中は25℃前後まであがりますが、朝晩との気温差が大きく10℃ほども開きがあります。特に砂漠は冷え込むので、防寒具を忘れないようにしましょう。夏はローシーズンで、値段も安くなりますが、6月から9月にかけての暑さは猛烈で、50℃近くまで上がることも。また砂嵐が起こりやすい時期なので、注意が必要です。
一年を通してありがたいのは、ほとんど雨具の心配が要らないこと。冬季わずかに降るほかは、毎日晴天だと思って間違いありません。
また、砂嵐の時期は別として、基本的に空気もきれいです。2018年9月アラブ首長国連邦環境省が始めたエアークオリティのオンタイム情報サイト（*1）を見ても、それがよくわかります。
（*1）UAE環境省によるエアークオリティ情報サイト
https://earth.masdar.ac.ae/air_quality/forecast_aqi.php
ドバイのベストシーズンは冬季
ドバイへ行く際、ビザは不要
日本のパスポートを持つ観光客は事前のビザ申請は不要で、入国時に30日間有効なビザが自動的に取得できます。ただ、一般旅券の有効期間が6ヵ月以上残っている必要があります。このビザは60日間まで延長でき、ビザ有効期間中はアラブ首長国連邦（UAE）に何度でも出入りできます。
日本からドバイへのフライト・移動
ドバイには、国際空港が2つあります。ひとつはドバイ国際空港（DXB）。もうひとつは40キロ西方に建設中のアール・マクトゥーム国際空港（DWC）。こちらの完成予定は2027年ですが、すでに部分的にオープンしており、ヨーロッパからのローコースト便や、カタール航空会社などが旅客機を乗り入れています。
現在メイン空港であるドバイ国際空港は、1960年のオープン以来、毎年増え続ける利用者数とともに成長し、今では年間9千万人をさばく規模になりました。100以上の航空会社が、240を超える世界各地と結ぶ、世界最大規模の乗り継ぎ拠点でもあります。
ドバイ国際空港
日本からドバイへの旅で、ぜひ利用してみたいのが、このドバイ国際空港を拠点とするエミレーツ航空です。エミレーツ航空は、機材、サービス、時間の正確さ、安全性など多くの面で高評価を受けている航空会社です。例えば、スカイトラックス社の格付けでは4つ星にランクインしています。2018年には、OAG（オフィシャル・エアライン・ガイド）にも時間の正確さについて4つ星評価を受けましたし、エア・トランスポート・アワードではエアライン・オフ・ザ・イヤーに選ばれました。
なんといっても利用者にとって魅力的なのは、ドバイまで直行便を運航している点です。しかも、成田、羽田、関空の3空港で毎日発着ときています。飛行時間は約11時間と長旅ですが、すべて夜便で早朝ドバイに着くことになるので、効率よく旅行できるのもありがたいところです。
エミレーツ航空
ドバイと日本の時差
ドバイと日本の時差は5時間。ドバイではサマータイムが導入されていないため、1年を通して日本との時差は5時間となります。日本が正午の時、ドバイは朝の7時です。
それほど高くない!? ドバイの物価
アラブ首長国連邦の通貨はディルハム（AED）とフィルス。100フィルスが1ディルハムです。2019年5月現在、1ディルハム＝約30円となっています。ゴージャスなイメージがついてまわるドバイですが、物価は意外にそれほど高くなく、日用品は日本より安いくらいです。高級レストランなども、日本やヨーロッパで同じレベルのサービスにかかる金額を思えば、3～4割安い印象です。
通貨はディルハムとフィルス
ドバイ内での移動方法
ドバイにはメトロの路線が2本走っています。メトロの中はもとより、駅も空調がきちんと整備されているので、真夏の移動も快適です。
バスも走っていますが、観光客が一番使いやすいのはタクシーでしょう。数も多く、値段もそれほど高くないため、気軽に利用できます。遠出するときは、ドライバー付き車をチャーター予約するのがお勧めです。車のチャーターを扱っている会社は複数あり、日本語でやり取りできるところも少なくありません。例えば、Supreme Tourism（*2）では、4時間のチャーターが一台175USD～（640AED～）。8時間だと280USD～（1,025AED～）。日本通運（*3）だと、5時間で212USD～、10時間で328USD～といった具合です。
（*2）Supreme Tourism
https://supremetourism.jp/tours/%E5%B0%82%E7%94%A8%E8%BB%8A%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88/
ドバイにおける宗教上の注意点
アラブ首長国連邦は、言わずと知れたイスラム教の国。厳しい戒律で知られる宗教ですが、外国人観光客がドバイで窮屈な思いをすることはほとんどありません。ただ、知っておいた方がいいこともいくつかあるので、挙げておきましょう。
・週の休息日は日曜日ではなく金曜日。役所や銀行も金曜日がお休みです。
・女性は、公共の場では露出の多い服装は避けましょう。
・アルコールは、レストランやホテルでは飲めますが、旅行者がスーパーなどで買うことはできません。
・ラマダンの時期には、ホテルやレストラン以外、人が見ているところでの飲食や喫煙は控えましょう。また、ラマダンはイスラム教の宗教行事で、約1ヵ月続く断食月です。イスラム教徒はこの間、太陽が出ている時間は何も口にしません。毎年時期が変わりますが、2019年は5月5日から6月4日までがラマダンにあたります。
・イスラム教徒の女性の写真は撮らないのが無難です。また子どもにも触れないようにしましょう。
ドバイのモスク
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