地中海に浮かぶ島マヨルカ島はビーチだけでなく、文化遺産も豊富で素晴らしく見応えがあります。キリスト教とイスラム教が覇権を争う中世を背景に、イスラム支配時代の建造物を改造した痕跡などが残り、独特のエキゾチックな雰囲気が人々を魅了しています。首都パルマ デ マヨルカはそんな壮麗な建造物と美しい湾、ビーチから成る洗練されたリゾート地です。
世界的にも有名な世界遺産のパルマ大聖堂(サンタ マリア カテドラル)。外観の迫力もさることながら最大の見どころは内部です。ステンドグラスを通して光が差し込み壁に反射され、見たこともないような光の創造する光景に包まれます。奇跡のようなこの光景は午前中しか見られませんので是非早い時間に見に行かれることをおすすめします。
また、20世紀にガウディが改修を手がけた天蓋飾りは、サグラダ ファミリアの天蓋飾りを思い起こさせるようなデザインで、独自の造形が素晴らしく、つい見とれてしまう魅力を放っています。
パルマ大聖堂と並んで建つアルムダイナ宮殿は10世紀ごろイスラム教徒が建立し、マヨルカ王が王家の城として後に改築し、現在に至っています。外観の装飾は控えめですが、内部では華麗な絵画、タペストリーを鑑賞することができます。礼拝堂も見学可能です。スペイン国王公邸の一つとなっており、現在でも夏になると公邸として利用されています。
丘の上に円形にそびえるベルベル城は、元々要塞として建造されましたが、マヨルカ王の城として、また別の時代には監獄として使われていたこともあります。重厚な存在感が歴史の重みを思わせます。
内部も見学できますが、人々がベルベル城へ向かう一番の目的は、そこからの海と街の超望遠です。特に町を見守るかのようなパルマ大聖堂の圧倒的な存在感は遠目に見ても素晴らしいです。サンセットに合わせて登り、移ろいゆく街の色を眺めるのもおすすめです。
手軽なカフェから高級レストランまで軒を連ねるパルマ。
島特有の名物に是非挑戦してみましょう。
島特有の名物に是非挑戦してみましょう。
マヨルカ島の名物ナンバーワンは「エンサイマーダ」。たっぷり粉砂糖がかかった渦巻き状のパンの中にクリームやジャムが入っています。
料理では、臓物とじゃがいもなどの野菜煮込み「フリト マヨルキン」、ペースト状のサラミ「ソブラサーダ」が有名です。両方とも少しくせのある香り・味わいですがトライしてみてください。そしてもちろん地中海のシーフード!海を眺めながら新鮮な料理に舌つづみしましょう。
パルマ・デ・マヨルカ
パルマ大聖堂から歩いてすぐの好立地にあるブティック ホテル ポサダ テッラ サンタ。徒歩圏内にレストランやショップが多数ありますので、滞在や観光の拠点として最適です。16世紀の邸宅を改造し、ヨーロピアンでありながらエキゾチックな雰囲気に仕上げています。ブティックホテルという名にふさわしい、隅々までこだわったインテリア、アメニティが乙女心をくすぐります。
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