マヨルカとはスペイン語で「大きい」を意味しており、その島の北側を占めるのがトラムンタナ山脈です。山間部には自然と共存した歴史ある景観を保っている街が点在し、避暑リゾートとして人気となっています。バスや車で向かう途中の風景も風光明媚で素晴らしく、山・高原・海という恵まれた自然、そして古き良きものを大切にする人々の暮らす、豊かな島だということを実感できます。
パルマ デ マヨルカからバスで約30分の小さな村、バルデモサ。ここはフレデリック ショパンが恋人のジョルジュ サンドラとその息子とひと冬を過ごした場所として有名です。レアル カルトゥハ デ バルデモサは14世紀に建てられた宮殿で、ショパンが宿泊していた部屋も見学可能です。村の博物館にはショパンが「雨だれのプレリュード」を作曲したとされるピアノが展示されています。
そして、この村の一番の魅力はその美しい佇まいです。夏季には観光客もたくさん訪れますが、村の中まで入っていくと静けさに囲まれ、きれいに手の行き届いた庭先等に、村人達の丁寧でのどかな生活をかいま見る事ができます。
2011年に「トラムンタナ山脈の文化的景観」として世界遺産(文化遺産)に登録されました。夏は晴天率が高く暑いリゾート地マヨルカ島ですが、トラムンタナ山脈は山間部で涼しく、避暑地として人気です。
先人達が岩山を切り開き棚田を築き、多様な農作物が収穫されるようになったこの世界遺産にもなった景観は、なぜか懐かしさを思い起こさせるような暖かみがあります。緑生い茂る山々、歴史を深い街並と、風光明媚な世界が広がっています。
マヨルカ島の絶景スポット、フォルメントール岬。峠越えを越えてたどりついたその断崖絶壁からの眺望は息をのむ美しさです。フォルメントール岬から見える地中海の海の色は、本当に吸い込まれそうな、深い、深い、ブルー。
晴天率の高いマヨルカ島ですから、かなり高い確率でこの絶景に出会えること間違いなしです。アルクディアからバスや車で向かいましょう。
旧市街の中世の街並みと、マヨルカ島の中でも最大級のマーケットが有名な街です。中世に建造された城壁がそのまま残り、囲まれた中に旧市街があります。城壁内の街並は石畳と、石を積んで作られた石壁の建物が並び、時代を超えてタイムスリップしたかのような趣きある街並となっています。歩いていると、古い建物を活かしたオシャレなカフェ、レストラン、雑貨・土産屋などに出会います。どこを切り取っても絵になるこの街で、気の向くままに散歩・お買い物をお楽しみください。
街一番の盛り上がり!
日曜日はアルクディアのマーケットへ!
日曜日はアルクディアのマーケットへ!
人気のマーケットが開かれるのは毎週日曜日です。バカンスシーズンには、この田舎街に大勢の観光客が詰めかけ大賑わいです。食品から素朴な雑貨店まで、お店が所狭しと並びます。バルセロナのマーケットもそうですが、スペインのマーケットはとにかく色鮮やか!食品も非常にリーズナブルにいただけますので、山間部で穫れた旬の野菜や果物、街の郷土料理の食べ歩きにいそしみましょう!
アルクディア
19世紀から残る建物を改良したエレガントなブティックホテル、カン ペレ。設備は充実していながらも、伝統の石壁を活用し、こだわりのアンティーク家具で統一した、まるで小さなお城のような雰囲気満点のホテルです。自然光がたっぷりと降り注ぐ客室では清々しい朝を迎えることができます。アルクディアの旧市街に位置しておりロケーションも抜群です。