ストックホルム、ヴィンメルビュー(スウェーデン)旅行体験記・レビュー『作家ゆかりの地を訪ね、自然と遊んだスウェーデン8日間の旅』。【トラベルスタンダードジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのストックホルム、ヴィンメルビュー(スウェーデン)旅行をお楽しみいただけます。
スウェーデン旅行の訪問スポット
夫婦で趣味を満喫する旅へ!
主人と夫婦旅行でスウェーデンに行って来ました!
「長くつ下のピッピ」で有名な児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの縁の地ヴィンメルビューに行くことと、シーカヤックという一人乗りのカヌーに乗るのが今回の旅の目的でした。
御社のツアーはツアー検索サイトで見つけ、私たちの旅のプランに一番合うものだったということと、「途中で他の都市も入れたい」とご相談してアレンジしてもらえたので選びました。ストックホルムを拠点に往復してヴィンメルビューへ行くか、デンマークから行くかで迷っていたので、担当の芝田さんに相談させていただき、ストックホルム往復を提案していただきました。ストックホルムには毎年行っていて友人もいるので、私たちには行きやすい旅行プランになりました。
物語の世界へ出発!やかまし村のエントランスにて
リンドグレーンが描いたお話の世界へ!
旅行当日は成田から出発し、ドバイを経由して翌日昼頃ストックホルムに到着。その日は翌日ヴィンメルビューを訪れるのに備えて、近場でゆっくり過ごしました。ホテルから徒歩5分ほどのところにある世界一大きなIKEAをぐるっと見て回り、ホールで夜ご飯を食べました。
翌日は朝から国鉄特急列車SJに乗ってヴィンメルビューへ。1等車両の席では9時までに乗車すれば朝ごはんが出るので、ご飯を食べながらの楽しい列車の旅でした。
昼過ぎにヴィンメルビューに到着し、ホテルにチェックインしてから「アストリッド・リンドグレーン・ワールド」へ向かいました。リンドグレーン・ワールドは、「長くつ下のピッピ」をはじめ「エーミルはいたずらっ子」「ちいさいロッタちゃん」「やかまし村の子どもたち」など、リンドグレーンが描いた作品の世界に入りこんで体験できるテーマパーク。スウェーデン中から子供たちが遊びに来る場所です。
園内ではリンドグレーンが作った物語の劇も上演されています。スウェーデン語での上演ですが、お話を知っていればもちろん内容は理解できますし、キャラクターを演じる役者さんたちの演技が表情豊かで、言葉が解らなくても楽しめる劇になっています。
終演後は役者さんたちが役のまま子供たちと交流していて、こういう形で物語を楽しめるのはいいな、とほほえましくその様子を眺めていました。「~しないで下さい」という注意書きが少ないところも、日本との違いを感じるところです。園内はリンドグレーンが生まれ育った1900年代初頭の村を再現してあってかわいらしく、子供向けと甘く見ていたけれど、大人2人で閉園まで楽しんでしまいました(笑)スウェーデンで、リンドグレーンがいかに愛されているかが伝わるテーマパークでした。
お話の舞台に飛び込める「アストリッド・リンドグレーン・ワールド」
夕方その近くにある「オーブロ」というビールメーカーの醸造所に併設されたレストラン「Brygghuset」でスウェーデンの伝統料理をつまみながら、作りたてのとっても美味しいビールをたくさんいただきました。 料理も美味しいので、近くに来られたらぜひおすすめしたいお店です!ビールのイメージが無いスウェーデンですが、新しいビールも意欲的に作られているんですよ!
ビールの醸造所併設のレストラン「Brygghuset」
自然と文化を味わうスウェーデン!ストックホルムのツアーはコチラ
リンドグレーンの原風景を訪ねて
現地3日目はバスを乗り継ぎ、リンドグレーンの父が育った田舎町で、「やかまし村の子供たち」という物語の舞台でもある、ブッレビンを訪ねました。映画版のロケ地にもなった場所なので、コスプレしてアンティークのワンピースを着て来ている女の子もいました。納屋の上から干し草の上にジャンプできる素朴なアトラクションも用意されており、そばには「自分の責任で自由にやっていいよ」とのアナウンス。ここでも子供の自主性を尊重してのびのび育てるスウェーデンの教育と、日本の教育との違いを感じました。
納屋のカフェでひと息ついて、広い湖でキャンプしてる人たちを見ながら、辺りを1時間ほど散策。近くにはスウェーデン最古と言われる木造の教会「ユッカスヤルヴィ教会」もあります。湖に子供連れの家族もおり、スウェーデンの子育てが垣間見ることができました。「リンドグレーンは子供の頃こんなところで自由にのびのび遊んでいたから、素敵な物語が生まれたんだな」と作家の子供時代に思いを馳せながら、静かで自然豊かな風景の中をのんびりと歩いていました。
やかまし村の周辺
ヴィンメルビューに戻ってリンドグレンのお墓を訪れた後、ロッピス(蚤の市)を覗いたりしながら街をぶらぶら。ハンドメイドのお店やお菓子屋さんなど、店を見ているだけでも面白く楽しめました。今回は時間がなくてあまりショッピングができなかったのですが、ヴィンメルビューにもう一泊すれば良かったなと後悔。
夜は昨日行って気に入ってしまったビール醸造所のレストランへ、もう一度行くことにしました。電話で予約すると工場内見学もできるのですが、今回は時間がなく食事のみとなりました。
リンドグレーンの生家を訪れる
4日目はリンドグレーンが子供の頃に住んでいた家や、リンドグレーンの記念館がある「アストリッド・リンドグレーン・ネース」へ。ここはすごくオススメです!ファンには堪らない場所で、それに加えてお庭も良いです。ピッピのブランコがあったり、アーティストが作ったオブジェがあったり、自然を楽しむための仕掛けがそこかしこにありました。音声ガイド(英語などを選べますが日本語はありません)を借りられ、立体的な展示も楽しめました。
前日にメールを送って予約しておいたら、別のガイドツアーでリンドグレーンが住んでいた家にも入ることができました。こちらはスウェーデン語のツアーでしたが、お話を知っている人ならなんとなく説明している内容がわかるので、言葉を気にせず楽しめると思います。1900年代の農家の様子がそのまま見られるのは貴重ですし、展示が凝っているので、ファンでなくともゆっくり楽しめる場所だと感じました。
ストックホルムへ戻る電車の時間ギリギリまでリンドグレーンの世界を満喫してから、ヴィンメルビューを後にしました。
お昼ご飯のパンを買って駅へ行くと、電車が遅延していました。遅れに遅れ、「次の電車の乗り継ぎ時間に間に合わない!」と気持ちは焦るのに駅内のアナウンスはスウェーデン語しかなく、不安が募りました。列車で同じ車両に乗り合わせた現地の方に色々と聞いて、親切にしてもらったのが救いでした。チケットを変更可能なものにしていたので、別の便に変更することができ、何とかストックホルムに到着。電車のことで疲れてへとへとになってしまったので、コープでお惣菜を買ってホテルへ帰り、この日は早目に就寝しました。
リンドグレーンの生家
シーカヤックでスウェーデン流に自然を楽しむ!
5日目はストックホルムから1時間ほど船で行ったところにある、ヴァックスホルム島周辺の多島海で、1日中シーカヤックに乗って遊んで来ました。
カヤックは、スウェーデンの人にとってはメジャーなアウトドアスポーツ。晴天の日はストックホルムの河川でカヤックを練習する人達の姿が見られます。私も街なかの運河ではカヤックに乗ったことがあったのですが、海で乗るのは今回が初めて。
レーサー島のカヤックセンターで船を借り、クーレ島へ向かいます。途中何艇かすれ違って行きました。私たちがカヤックに乗っていると、海に親しんでいる現地の人たちがフレンドリーに声をかけてくれました。「船でしかアクセスできないレストランがある」とか、「サウナも楽しいよ」と教えてくれました。
ヴァックスホルム周辺の多島海でシーカヤック!
自然と文化を味わうスウェーデン!ストックホルムのツアーはコチラ
ランチには「Vete–Katten」という中央駅でも買える老舗パン屋のパンと、おやつのケーキとコーヒーを持って行き、人のいない島に上がって食べました。カヌーに乗って海の上からヴァックスホルム周辺の街並みや自然を見渡すのが最高に気持ちよく、今度は海遊びがメインのプランを作りたいなと思いました。
夕方はストックホルムの中央部にあるミュージアムとテーマパークが集まる島・ユールゴーデンのカフェでゆっくりビールを飲みました。店の人が「オーブロは特別なビールなんだ」と自慢するので、「私たち醸造所に行ったよ!」と話をしました。
スウェーデンの地方の暮らしや民芸を展示する野外博物館・スカンセンを見学し、中世の街並みを残す美しい旧市街・ガムラスタンを散歩。歩き疲れたので、この日はさっさとホテルに戻って来ました(笑)
最終日は、街の中心地でお土産など買い物しながらぶらぶら散歩。「カイサス フィスク」というフィッシュスープが評判のお店で美味しいスープを食べた後、日本に帰国すべく空港へと向かいました。
人のいない島でピクニックランチ
芝田さん!おかげ様でのびのび遊ぶことができました!
今回ヴィンメルビューで宿泊した「ベストウェスタン ビンメルビュー スタッズホテル 」は、リンドグレーンに縁のあるホテルで、一度泊まってみたいと思っていました。由緒あるホテルだけれど子連れでにぎわっており、アットホームな感じ。ツアーで利用するホテルに指定されていたのはたまたまでしたが、泊まることができて良かったです。
ストックホルムで宿泊した「ホテル ダイアログ」は価格重視の旅行者向けだけど感じが良いし、食事も美味しく満足でした。私は好きです。ただ、私たちはストックホルムの公共交通機関が有効期間内乗り放題になる「SLアクセスカード」を持っていたので問題ありませんでしたが、中心部から少し離れた場所にあるので、観光メインの方には少しアクセスが悪いかなと思います。
担当の芝田さんには、無理なオプションの多いツアーをお願いしてしまいましたが、快く対応していただいたので感謝しています。旅行を安くあげられたのはとてもありがたく、おかげ様で充実した良い旅行ができました。本当にありがとうございました!
ヴィンメルビューで宿泊した「ベストウェスタン ビンメルビュー スタッズホテル 」
担当者より
この度は弊社をご利用頂きありがとうございました。
ご夫婦でご旅行をお楽しみ頂けた様子が伝わり、私も嬉しく思います。
ご紹介させて頂いたホテルも気に入って頂けた様で何よりでございます。
またご旅行の機会がございましたらよろしくお願い致します。
担当:芝田丈