オルセー美術館時計の裏から

オルセー美術館時計の裏から

フランス 家族旅行、女子旅旅行記

歌舞伎を観るため
42年ぶりのパリへ!
旅の楽しさに再び目覚めた6日間

投稿者/旅行形態:
60代女性 / 家族旅行、女子旅
旅行期間:
2018年9⽉14⽇~9⽉19⽇の6日間

パリ(フランス)旅行体験記・レビュー『歌舞伎を観るため42年ぶりのパリへ!旅の楽しさに再び目覚めた6日間』。【トラベルスタンダードジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのパリ(フランス)旅行をお楽しみいただけます。

フランス旅行の訪問スポット

歌舞伎の公演を観にパリへ!

妹とパリに行って来ました!
日仏友好160周年を記念してパリを中心に行われている、様々な日本文化を紹介するイベント「ジャポニスム2018」(2018年7月~2019年2月)。そのプログラムの一部で妹がひいきにしている中村獅童さんが出る歌舞伎の公演も行われ、フランスで歌舞伎は滅多に観られないということで、妹に誘われてパリに歌舞伎を観に行くことになりました。メインの目的は歌舞伎でしたが、美術館に行きたいというのもあり、またワインも大好きなので、良いレストランで食事しよう!という3つの目的を持って行きました。私は今回42年ぶりのパリだったので、どんな風に変わっているのかも楽しみのひとつでした。
ビジネスクラスで行くことを決めていたので、ヤフーのトラベルサイトで検索し、似たような値段の2社のツアーに絞りました。両方問い合わせしていましたが、御社から先に連絡が来たので、御社にお願いすることにしました。

パリ歌舞伎公演ポスター

シャイヨー宮で行われた歌舞伎公演のポスター

ホテル周辺をローケーションハンティング!

初日はお昼頃パリに到着。
久しぶりの旅行だったので、ホテルも予算の範囲内で予約担当の近藤さんにお任せしてしまいましたが、アップグレードしてオペラ座近くの「スクリーブ」を手配していただいた結果、ホテルの大きさもロケーションもとても良く、大変便利でした。朝食ビュッフェも美味しかったです。
チェックイン後、日曜日に参加するオプショナルツアーの集合場所などの確認も兼ねて、ホテル周辺をローケーションハンティングに出かけました。
42年ぶりのパリはなんだかやたらと人が多く、オペラ座前の階段にも人がたくさん座っていました。昔は階段に座ったりする人はいなかったので、風情がなくなったなぁという感じ。昔より道に落ちているゴミも多くなったかな?

シャンゼリゼ通り石畳補修中

シャンゼリゼ通りの石畳を補修中

夜ご飯は娘に紹介された、ベルギー発のムール貝が有名なお店「レオンドブリュッセル」のオペラ店へ。オペラ座近くということですぐに見つけることができました。小さいバケツに入ったトマト味のムール貝1人前を2人でシェアして食べて、私たちには十分な量でした。ムール貝も美味しかったですが、フレンチフライにつけて食べた「Amora」というケチャップが、優しい自然な味でとても美味しかったです。買って帰りたかったけれど、今回は食料品店に寄るチャンスがなかったので断念しました。

ホテルはベッド2つの部屋を希望していましたが、ツアーを申し込んだ時に「確約できないので、着いた時に頼んで下さい」と言われ、ホテルからのコンファメーションのメールに返事をして頼んでおきました。「追加料金30ユーロで予約できる」という返事があったのでお願いしておいたのですが、ホテルに到着してみたら「今は2ベッドの部屋が空いていない」と言われてしまいました。「その日は空いていないけれど、翌日14時からなら2ベッドの部屋に入れる」ということでしたが、「翌日私たちは着物を着て歌舞伎を観に行くのに、それぞれが着物を広げて着付けをするためには、11時頃からベッドが2つ必要だ」ということを頑張って伝え、11時になったら2ベッドの部屋へ引っ越しできることになりました。

メインイベントの歌舞伎鑑賞&高級ディナー!

翌日11時にフロントから連絡が来て、ちゃんと希望通り2ベッドルームの部屋に引っ越しすることができました。ダブルベッドでも1つのベッドに人と一緒に寝るのは疲れますが、引っ越した先の部屋は広さも十分あって快適でした。
引っ越しが終わり、着付けをして、タクシーで歌舞伎の公演が行われるシャイヨー宮へ。15時半から歌舞伎の公演が始まり、それが終わってからタクシーでコンコルド広場に面した5つ星ホテルのドゥクリヨンへ向かいました。そのホテルの中に入っている高級レストラン「Restaurant L'Ecrin」で、楽しみにしていたフランス料理のコースをいただくことにしていました。
結論から言って、高い割にあまり面白くないなという感想でした。シェフ独特の考えと、私たちが求める洗練された創作フレンチのイメージの間に大きなギャップがあったようです。アミューズ(つきだし、お通し)に小さい餃子や、醤油味の揚げたそうめんの上にうずらの卵を乗せたものとか出されましたが、全て私たち日本人にとってありきたりなものでした。キムチ味の料理などはフランス人にしたら特別なのかも知れません。シェフも頑張っているのが窺えるのですが、私たちにとっては普通で面白くない料理ばかりでした。こんな調子でどうなるのか…と不安に思っていたら、次に出てきた色とりどりのトマトを集めて一つのトマトに形作り、ソースと共にいただくトマトの料理は洗練されていてすごく美味しかったです。羊の脳みそも出てきました。私はお断りしましたが妹は試したのですが、ただ焼いただけみたいな(笑)そんなにどうっていうことなかったようです。2人で700ユーロくらいしたのに、7品中1品しかパッとしなかったのは残念でした。

42年ぶりのパリ

42年ぶりのパリでした!

 ビジネスクラスで行く!見どころ満載のパリへのツアーはコチラ

市内観光&美術館巡り!

翌日は朝8時半集合で、エッフェル塔、パリ周遊とセーヌ川クルーズツアーに参加して来ました。最初同じ内容のツアーを御社に紹介していただいたベルトラで探しましたが、行きたい日時は満席。自分たちで探したパリシティビジョンという会社のツアーに参加しました。これは正直あまりおススメできません。まずバスがボロボロ。フロントガラスも汚れていて、景色がきれいに見渡せませんでした。ガイドはおらず、代わりにイヤホンガイドで重要なポイントの説明を聴きながらバスで市内をぐるぐる回るのですが、案内された日本語音声ガイドの番号が間違っていたり…。オープンルーフの2階席に座っていたら寒かったので下に降りると、今度は建物が大きくて全体が見えません。凱旋門のそばを通っても足元しか見えないまま、エッフェル塔に到着してしまいました。
エッフェル塔に着くと男性の担当者がおり、エッフェル塔に登る券を配ってくれましたが、バスを降りてこれからどうするか全体への説明は一切ありません。あの人には説明するけどこの人にはしない、という感じで個別に説明をしていました。こっちから聞かないと説明してくれないようなので、こちらから「これからどうするの?」と聞くと「エッフェル塔に昇って来たら、ここをこう行って下の方に降りて、川に船の乗り場があるからそこでこの券を見せて船に乗る」ということがやっとわかりました。エッフェル塔からの眺めはすごく良かったです。眼下に360度パノラマでパリの街並みが見渡せました。1番下の展望台からでも十分きれいな眺めでした。

エッフェル塔

細部のデザインも凝っているエッフェル塔

セーヌ川クルーズはバスと違って景色が見渡せ、イヤホンガイドも的確ですごく良かったです。42年前に来た場所も通り、変わったところ変わらないところを見るのが興味深くてとても面白かったです。

セーヌ川からみたエッフェル塔

セーヌ川から観るパリのシンボル・エッフェル塔

ホテルにガイドブックを忘れてしまったので1度ホテルに戻り、午後はオルセー美術館、オランジュリー美術館を巡りました。
途中妹が足が痛くなってしまい、新しい靴を買い物するのに時間がかかってしまったので、くたくたに疲れてしまいました。ベトナム料理など探しましたが、すぐには見つからず。これ以上歩きたくないということで、レオンドブリュッセルの向かいにある「ひぐま」というお店で、ラーメンと餃子のセットと肉野菜炒めを食べました。肉野菜炒めが大量でとても食べきれませんでしたが、味はとても良かったです。ビールもハッピーアワーとかで安かったように思います。全部で35ユーロでした。前夜の700ユーロ近い食事とえらい違いで、「振り幅が広いね」などと話しながらいただきました(笑)

オペラ座&ルーブル、夜は魅惑のムーランルージュへ!

翌日朝にエルメスでバッグを見たかったのですが、予約をしないとお店に入れないそうで、予約をしたものの予約も混みあっているらしく、結局中に入れませんでした。
その後オペラ座へ。初日にオペラ座の見学用入口を探しておいたのでスムーズに見学を始められ、オペラ座の中を音声ガイドに従って見学しました。ミュージカル「オペラ座の怪人」でファントムが座るバルコニー席はこの席ということまで詳細に案内してくれたので面白かったです。オペラ座の内観は、装飾が豪華で煌びやかで素晴らしかったです。行く価値はあります。妹に急かされてしまいましたが、もっとゆっくり見たかったです。

オペラ座の天井画

シャガールによって描かれたオペラ座の天井画

オペラ座の後はルーブル美術館へ行きました。あらかじめ見るポイントを絞って館内を回りました。開いていない展示スペースもありましたが、親切なフランス人の方に「こっちから入れば見られるよ」と教えてもらい、見たいと思っていたものを見られたので良かったです。素晴らしいコレクションの数々に圧倒されました。

ピラミッド ルーブル美術館

ルーブル美術館のシンボル・ガラスのピラミッド

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夜はベルトラで予約しておいたムーランルージュのショーを観て来ました。ショーは踊りだけでなく曲芸や水中ショーなどがあり、良い意味で想像を裏切られました。水中ショーは、大蛇が5匹泳いでいる水槽の中に美女が飛び込み、蛇と一緒に泳いで「うわー!」みたいな(笑)。ペアショーではローラースケートを履いた男女がグルグル回りながらアクロバットを行い、すぐそばで観ていたので、アクシデントが起きてしまうのではないかと不安になるくらいで(笑)。想像以上に楽しむことができました。
送迎と美味しい食事付きで2時間半たっぷり素晴らしいショーがあり、1人180ユーロくらいなので値段もお得だと思います。

ムーランルージュ

また行きたいと思うくらいすっごく良かった!ムーランルージュ

パリを代表する風景をもう1度見に行く!

3日目に参加したパリ周遊ツアーでは、バスの中から肝心な凱旋門などがよく見えなく、シャンゼリゼも通ったのかよくわからないくらいだったので、最終日は、せめてパリを代表する風景だけ目に焼き付けてから帰ろうということになりました。タクシーで再び凱旋門に行き、「大きいねー」と見上げてシャンゼリゼ通りを散歩。シャンゼリゼ通りでは木の剪定をしていて、アームが付いたトラックが何台も並んでいたのであまりいい風景ではなかったけれど、朝だったから静かで、それはそれで趣があり良かったです。
ホテルに戻って部屋から荷物を出し、クロークに預けたのも束の間、30分早くお迎えの車が来たので、すぐに荷物を取り出し、帰国の途に就くため空港へと向かいました。

凱旋門旅行最後の日

旅行最後の日、行きなおした凱旋門

カタール航空のラウンジはパーソナルレベルの対応がとても良かったです!

ドーハ空港のラウンジも広々として素晴らしかったですが、パリのシャルルドゴール空港にあるカタール航空のラウンジが特におしゃれで、お料理、サービス共にパーソナルレベルの対応が丁寧でとても良かったです。あまり広くはありませんが、お手洗いは1人使用するごとに清掃されいつもピカピカでした。お料理も美味しくて、野菜をふんだんに使ったものが多かったです。座っているところに度々シャンパンをつぎに来てくれて、妹は4~5杯頂いたのではないでしょうか。私も断り切れず1杯頂きました。スタッフの方たちとも会話を楽しみました。

ドゴール空港内カタール航空ラウンジ

シャルルドゴール空港内、カタール航空のラウンジ

ラウンジ内シャンパンとスープ

ラウンジ内で出されたシャンパンとスープ

今回はお世話になりありがとうございました!

予約を担当して頂いた近藤さんは、テキパキと対応してくださり安心感があって良かったです。こちらの度々の変更にも辛抱強く対応していただき、本当にありがとうございました。
現在のパリは昔と違い、スリや置き引きが増えているということを聞いていて、出かけるまではドキドキでしたが、おかげ様ですべて順調に行き、予定していたことを全うできたので、楽しい旅になりました。
旅行に出る前までは、歌舞伎を見るために42年の時を経てパリを訪れるなど、思いがけないことでした。ですが行ってみると本当に楽しくて、パリに着いた翌日には妹と次回の旅の話をしており、しばらく海外旅行から遠ざかっていましたが、またすぐにでも旅行に行きたくなっています。パリも地図でみているだけでは距離感がわかりませんでしたが、今回の旅行で大丈夫。感覚がよみがえり、次回は移動ももっと自由にできると思います。今回は大変お世話になりました。本当にありがとうございました!

担当者より

担当させていただきました近藤です。
この度は弊社をご利用頂きまして誠にありがとうございました。

ご出発前には久しぶりの滞在とのことでご不安になられているご様子でしたが、
お二人でご旅行を楽しまれたようで誠に嬉しく思っております。
エッフェル塔と共に写っているお着物姿のお写真はとても素敵でございます。

今回のご旅行でお手配致しましたものは、カタール航空ビジネスクラスや5つ星ホテル「スクリーブ」など非常におすすめの内容でございました。
またのご旅行の際にもご希望をできる限り叶えられるようなご提案をさせて頂きたいと思います。
いつでもご相談くださいませ。
ありがとうございました。

担当:近藤

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