ナポリ、アマルフィ、ローマ、フィレンツェ、ベネチア(イタリア)旅行体験記・レビュー『コロナも落ち着いて念願のハネムーンへ! ナポリ、アマルフィ、ローマ、フィレンツェ、ベネチアに滞在し、島々も訪れた盛りだくさんの11日間』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのイタリア周遊旅行をお楽しみいただけます。
イタリア旅行の訪問スポット
5都市に滞在し、長期休暇を存分に満喫してきました!
2022年11月に入籍した夫とハネムーンに行ってきました。ここ数年、コロナ禍でなかなか海外旅行に行けない状況でしたが、少しずつ状況が落ち着いた中での念願の旅行でした。私自身は、ヨーロッパ何ヵ国かを旅行したことがありますが夫は行ったことがなく、また、ハネムーンのような長期休暇はなかなか取れないですし、せっかくなので遠くのヨーロッパへ行き、その中でやはり世界遺産など観光地の多いイタリア周遊を楽しむことに決めました。当初はざっくりとした行き先だけを考えていて、ネットから複数社にお見積りを依頼したのですが、トラベル・スタンダード・ジャパンさんからご提案いただいた行程が一番気に入った&とても丁寧にご対応いただいたので、お願いすることにしました! 希望通りの手配をしてくださり、とても充実したハネムーンになりました。 美しい風景を存分と楽しみ、美味しいグルメもたっぷり堪能してきました!
旅程2日目にナポリに到着、きれいな海と美味しいピザに大満足!
4月7日の23時半過ぎにエミレーツ航空で関空を出発し、ドバイを経由して翌日4月8日のお昼にナポリに到着しました。空港からはホテルの最寄りのバス停までバスで移動。宿泊する「イビス スタイルズ ナポリ ガリバルディ」にチェックインして荷物を置き、ナポリ観光へと繰り出しました。
ナポリ湾に突き出した半島に建つ「卵城」は、この日は中には入れなくて外からだけですが見学を楽しみました。卵城からの海がきれい! ナポリらしい美しい海を見ることができたので、ナポリではここが一番印象に残っています。
美しい卵城からの海
「ヌォーヴォ城」「王宮」といった観光名所から、「サンタルチア地区」「プレビシート広場」「トレド広場」など街並みを楽しめるスポットを巡りました。
王宮
プレビシート広場
下町っぽい雰囲気の漂う「スパッカナポリ」も面白かったです! 洗濯物が干してあったりと普通の観光ではあまり見れないような庶民的な風景を楽しめて新鮮でした。あとはショッピングスポットとなっている「ガッレリア・ウンベルトⅠ世」も見てきました。ここでは「Sfogliatella Mary(スフォリアテッラ マリー)」というお店に少し並んでナポリ伝統のお菓子を食べましたが、日本人には甘すぎました(笑)。
スパッカナポリ
本場ナポリのピザも食べてきました!「Owap Pizzeria」というお店でマルゲリータを注文。生地がもちもちでとても美味しかったです! イタリアは日本に比べて物価が高い中、ピザは比較的お手頃な価格でした。1人1枚食べるのが主流のようですが、日本人女性にとってはなかなかボリュームがありました。でもとても美味しく、初日から大満足です。
3日目、カプリ島とアマルフィで絶景に感動!
4月9日、自身でフェリー移動の手配をして、ナポリからカプリ島へ移動しました。 カプリ島と言えば「青の洞窟」ですが、ネットで画像とか見ていたらなんかあまり惹かれなくて、観光客も多そうだし海ではなく山に行ってみることに。「モンテ ソラーロ (ソラーロ山)」に行ったのですが、ここがとてもよかったです! 山の上までのリフトに乗車したのですが、写真で見るよりもずっときれいな青が一面に広がり、とっても感動しました! リフトから見る景色も、頂上からの景色も、どこを切り取っても絶景でした。私たちが行ったときはそれほど観光客もおらず、個人的には青の洞窟よりもおすすめなのでは?と感じたほど。本当に行ってよかったと思える場所のひとつでした!
モンテソラーロ山の頂上
頂上からの絶景
モンテソラーロ山のあとは、カプリ地区の中心「ウンベルト1世広場」と海を見下せる「アウグスト庭園」に行きました。ウンベルト1世広場は人が多かったですね。アウグスト庭園は、美しい地中海が望めるとてもきれいな場所でした。
アウグスト庭園からの景色
店名は忘れてしまったのですが、カプレーゼ発祥の地とも呼ばれるカプリ島でカプレーゼをいただきました。モッツァレラチーズは今まで食べたことないくらい大きかったのですが、新鮮なトマトにオリーブオイルが合い、2人でペロリと平らげました。ボロネーゼパスタも食べました、美味しかったです。
この日はアマルフィに宿泊の予定でしたので、カプリ島からナポリには戻らず、そのままアマルフィにフェリーで移動しました。途中の停留所から、アマルフィ海岸でもっとも有名な町「ポジターノ」を海側から眺めることができたのですが、さすが世界遺産! とても美しかったです。よく写真で見るあの景色は海側からでしか見ることができません。アマルフィへの行き方はバスや専用車がありますが、行きか帰りのどちらかでもフェリーで行かれることをおすすめします! 到着後は「アマルフィ大聖堂」を見に行き、あとはお土産店をのぞいたり散策を楽しみました。
海側から眺めたポジターノ
アマルフィでは「Andrea Pansa(アンドレア パンサ)」でレモンケーキを食べました。イタリアで食べたスイーツの中で一番美味しかったです! テイクアウトできたのでホテルで食べたのですが、スポンジがシフォンケーキのようにふわふわで、中のレモンクリームは少し酸味があってとっても美味しかったです。他の洋菓子もいくつかありましたがどれも魅力的でした。
アマルフィ名物のレモンリゾットも食べたくてお店を探し、「IL TARI(イル ターリ)」というお店にに辿り着きました。レモンリゾットを提供しているお店が限られていたり、二人前から提供しているお店がありましたが、こちらは一人前からの注文が可能でした。初めて食べましたが、そこまでレモンの味が強くなく、さっぱりしているのでとても食べやすかったです。特に注文はしなくとも、スパークリングワインが最初に提供されましたが、食事代も含めて、リゾート地アマルフィの中では比較的良心的な価格のお店でした。
観光中にストリートフード“クオッポ”も食べました。筒状に巻かれた紙に、揚げたてのエビ・タコ・イカ等のシーフードのフライが入っており竹串で食べるのですが、小腹がすいた時にちょうど良い食べ歩きグルメでした!
4日目、アマルフィからローマへ移動し午後から観光!
4月10日、アマルフィには前日の1泊のみで、この日はローマまで移動です。アマルフィで宿泊した「ホテル レジデンス」は、4つ星ホテルにアップグレードしていたので、お部屋が広くて快適でした。ホテルからは美しい朝焼けも見ることができ、素敵な滞在となりました。
アマルフィのホテルからの朝焼け
アマルフィのホテルで朝食を食べてから、貴社で予約させていただいた専用車でナポリの駅まで移動しました。ナポリからは同様に手配いただいた高速列車に乗り、ローマのテルミニ駅に14時頃に到着しました。宿泊した「ホテル ミロ」は、駅から2、3分でとても近くて便利でした。
チェックインを済ませてすぐにローマ観光へ出かけました。「スペイン広場」「トレビの泉」は、夕方頃に行きましたが観光客で非常に混んでいました。写真を撮ろうとしても人が多すぎてどこか分からないくらい(笑)。
スペイン広場
「パンテオン」は、この日はイースターの祝日で入場するのにQRコードを読み込んでいたので予約が必要なようでしたので翌日リベンジすることに。「ポポロ広場」と「ピンチョの丘」へ行きました。ピンチョの丘からはポポロ広場を見下ろすことができます、夕日の眺めがきれいでした。ポポロ広場はスペイン広場程の観光客はおらず、少し穴場スポットといった感じでした。
ピンチョの丘からのポポロ広場
ローマにいくつか店舗があるティラミスの有名店「POMPI(ポンピ)」で、テイクアウトしてティラミスを食べました。色んな種類のティラミスがありましたが、ベーシックのティラミスをチョイス。有名店だけありとっても美味しかったです!
ティラミス美味しかった!
5日目、ローマの名所観光&美味しいグルメとお酒を堪能!
4月11日、ローマの名所を巡りました。「トレビの泉」は、前日に人が多すぎたため、朝7時頃に行きリベンジ。比較的人が少なく、写真もゆっくりと撮れました。「真実の口」は、オープンの15分前でも少しの行列がありましたが、5分程で写真を撮れました。旅行前に映画『ローマの休日』を鑑賞していたので、テンションが上がりました(笑)! あとは「カンポ・ディ・フィオーリ市場」にも立ち寄ってみました。
真実の口
「コロッセオ」は事前予約必須で、1か月前から公式HPで予約ができますが、すぐにいっぱいになるので、行かれる予定がある方は早めの予約をされたほうが確実です(予約がいっぱいでもガイド付きコースであれば予約が空いていることがあります)。
コロッセオ
「パラティーノの丘」はコロッセオと共通チケットで入場できるのですが、想像以上に丘からの眺めがよかったですので、コロッセオに行く予定があるのであれば行かれることをおすすめします! パラティーノの丘、フォロ・ロマーノはあまり期待していなかったのですが、パラティーノの丘はローマで一番印象に残った場所となりました。ローマの街並みもコロッセオもフォロ・ロマーノの遺跡も一望できてとてもよかったです!
フォロ・ロマーノ
パラティーノの丘
前日に入れなかった「パンテオン」をお昼過ぎにリベンジしました。平日は予約不要で10分程度待って中に入ることができました。そのあとは「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」の見学と、「ナヴォーナ広場」の散策を楽しみました。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
この日の昼食は、庶民的なお店が集まるトラステヴェレ地区にある「Tonnarello(トッナレーロ)」へ。14時頃に向かったところ行列がありました。でもお店自体も広く回転率も良かったので、待ち時間は10分程度。ローマ発祥のカルボナーラを食べましたが、日本のカルボナーラと違って生クリームを使わず、チーズと卵で作られているとのことでした。とっても濃厚で、男性でも十分なボリュームでした。日本ではなかなか本場の味を体験することができないと思いますので、食べる価値ありです!!
濃厚なカルボナーラ
夕食はテルミニ駅にあるフードコートで。駅に直結しているフードコードが1階にあるのですが、様々なジャンルの料理が注文でき、見るだけでも楽しかったです。日本ではほとんど見かけない、ヨーロッパの春野菜である“アーティチョーク”のオーブン焼きもありましたので注文! イタリアのスーパーでもよく目にしたので食べてみたかったのです。塩のみでの味付けでしたが、ゆり根に似たような味でホクホクして美味しかったです。イタリアではとてもポピュラーな“アペロールスプリッツ”というカクテルも初めて飲みました。スッキリとして飲みやすく、この旅の中でも何度も飲んでしまうほど美味しくてはまってしまいました!
イタリア発祥のアペロールスプリッツ
6日目、バチカン市国を観光してからフィレンツェへ移動
4月12日、バチカン市国観光へ。「サン・ピエトロ大聖堂」に行こうと朝早めに向かったのですが、ちょうど水曜日でローマ教皇一般謁見が行われるため、大聖堂に入場できるのは午後以降でした。この日はフィレンツェへ移動しなければならなかったため入場は諦めました。着いてから一般謁見を知ったのです、ずいぶん人が多いなと思っていたら、広場に少し高い台が用意されていて、その上に椅子がありローマ教皇とほか2名が座っておられました。大聖堂の中は見学できませんでしたが、ローマ教皇を直接拝見することができたので、よい思い出となりました。なお、バチカン美術館への入場も事前にチケット購入が必要ですが、私たちが取ろうとした頃には既に売り切れでしたので、どうしても見たい方は早めの予約が必須です!
昼食は、サンピエトロ大聖堂の近くの「Bono Bottega Nostrana - San Pietro」でパニーニを食べました。イタリアに多いパニーニのお店ですが、事前に調べて口コミがよかったので行ってみました。パニーニの種類が非常に多くあり、オーダーを決めるのに時間がかかってしまいました(笑)。パン生地は外がカリカリに焼かれており、中はもっちりとして具材も多くとても食べ応えがありました。私が食べたエビと野菜のパニーニは、ぷりぷりの小エビがたくさん入っており、この味を日本でも食べれたら‥と強く思うほど美味しかったです!
美味しくてボリュームたっぷりのパニーニ
バチカンのあとは、フィレンツェへ移動の前に「サンタンジェロ城」を見に行きました。橋が架かった先にある城塞で、橋の上は絶好の写真スポットでした。
サンタンジェロ城
14時半頃の高速列車でローマを発ち、フィレンツェには夕方16時過ぎに到着しました。「ホテル サン ジョルジオ & オリンピック フローレンス」にチェックインしてから観光へ。まずはフィレンツェのシンボルである「ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」に行って記念撮影!
ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)
そして「ジョットの鐘楼」に登りました、ここが非常によかったです! 階段が400段以上あるため少々きつかったですが、上からは写真で見た通りの憧れの風景が広がっていました! ドゥオーモのクーポラとフィレンツェの街並みの眺望にとっても感動しました。クポーラへ事前の予約は不要ですが、ジョットの鐘楼に登るためにはチケットが必要です。公式HPより購入できますので、事前購入をおすすめします。チケットがあっても登るには並ぶ必要があり、この日は20分程度の待ち時間でした。
ジョットの鐘楼
ジョットの鐘楼からの風景
イタリアは日が長いため、夕日を眺めに19時頃に「ミケランジェロ広場」へ向かいました。バスでも徒歩でもサンタ・マリア・ノヴェッラ駅から30分ほどでしたので歩いて向かいましたが、坂があり少しきつかったです。しかし、到着したミケランジェロ広場は素晴らしかった! 夕焼け空と夕日に照らされたフィレンツェの風景は、一生忘れる事のないほどに美しく、本当にうっとりとしてしまいました。非常に多くの観光客がいましたが、ここに集まる理由がよくわかりました。中心部からは少し遠いですが、本当に行ってよかった! そのあとは「ポンテ・ヴェッキ(ベッキオ橋)」も見に行きました、こちらも夕焼けでとてもきれいでした。
ミケランジェロ広場からの夕焼け
ポンテ・ヴェッキ(ベッキオ橋)
夕食は、「フィレンツェ中央市場」2階のフードコートへ。この旅2回目のフードコートの利用です。サービス料が発生せず、互いに好きなものを食べられるので助かりました。ここでも様々なお店の料理を選ぶことができました。ピザやパスタといった、こってりしたものが続いていたので、野菜が食べたくなり“ベジタリアン ポキ”をチョイス。イタリアではベジタリアンやヴィーガンの方に対応したお店をちょこちょこ見かけましたよ。
7日目、フィレンツェで観光&お買い物&グルメを満喫!
4月13日、「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」を見学してから「ドゥオーモ」へ。ドゥオーモの天井のフレスコ画『最後の審判』を見るのが目的です。開場の30分前に到着してもかなりの行列で1時間半待ちましたが、天井画は見応えがありました。「ドゥオーモ付属美術館」も見学しました。
クーポラの天井画
「メルカート・ヌオーヴォ」では、市場や露店を散策しました。安価でフィレンツェの革製品が多く売られていた印象です。質はそれなりかもしれませんがバラマキ土産を買ったり、見るだけでも楽しかったです。お店の言い値ではなく、交渉次第で半額程度で購入できると思います(極端な値切り交渉はだめですが)。
メルカート・ヌオーヴォの露店
絶対に行きたかった「イル ビゾンテ(フィレンツェ本店)」へ。店員さんいわく、日本よりも3割近く安く購入できるとのことでしたが、そこからさらに3割引き~半額のセール品も多々あり、自分や家族のお土産に色々と購入しました! 店員さんに免税の手続き方法についても簡単に教えていただき、手続き当日はスムーズに手続きができました。その他「ウフィッツィ美術館」「シニョリーア広場」も観光して楽しみました。
ウフィッツィ美術館
観光中に「L'Antico Trippaio」というお店で、ランプレドットのパニーニを食べました。ランプレドットとはフィレンツェの伝統料理で、牛ののモツをトマト、パセリ、セロリなどと塩コショウで煮込んだものです。フィレンツェには複数のランプレドットのお店がありましたが、こちらは老舗のようで事前に調べて絶対に行きたい!と思っていたお店でした。ランプレドットを挟んだパニーニはB級グルメのような感じですが、この旅で一番美味しかった食べ物のひとつです! モツ独特の臭みもなく簡単に噛み切れますので、モツが苦手な方でも美味しく食べられるのではないかと思います。手軽に楽しめるのでおすすめです!
ランプレドットのパニーニ
夕食は、フィレンツェ名物“Tボーンステーキ”を食べました。ほとんどのお店で1kgからしか注文できなかったため食べきれるか不安でしたが、赤身肉であっさりしており、1kg内にTボーンの重さも含まれているので想像以上に簡単に食べきることができました!
Tボーンステーキ
この日はフィレンツェ最終日でしたが、今回の旅行の中でフィレンツェが一番よかったです! 美術館や建造物よりも美しい眺望のほうが印象に残っているので、ジョットの鐘楼とミケランジェロ広場からの景色が忘れられません。本当に旅行のガイドブックそのままのような美しい景色を見ることができ、とてもよい思い出になりました。
8日目、電車ストライキのトラブルを乗り切りベネチアへ
4月14日、ベネチアへ移動するため、フィレンツェを9時20分に出発する高速列車に乗るので朝から駅へ向かいました。ところがまさかのストライキで電車動いていない! ヨーロッパはストライキが多いと聞いていましたが、まさかほんとに起きるとはと驚きました。駅に向かう途中でたまたま同じハネムーンの日本人の方にお会いして、電車が動かないみたいと教えてもらったのです。とりあえず駅の窓口に行って、他の時間帯がないか聞いたところ、9時から17時までストライキでそれ以降も満席とのこと。バスで行こうか悩みましたが、バスもよい時間帯はもう満席でした。値段は倍ぐらいしますが、別の高速列車イタロに空席があったので、急遽そちらを予約。よい時間帯を取れたので、ベネチアには13時前には到着することができました。元々の予定では11時半頃着でしたので1時間半くらいの差。どうにか予定がそんなに変わらず済みました。
宿泊する「ホテル イル メルカンテ ディ ベネツィア」にチェックインしてから、ベネチア本島の観光へ。まずは中心地の「サン・マルコ広場」へ。ベネチアは鳩が多いという情報は聞いていましたが、想像していた数倍の鳩がおり、鳩が大の苦手な夫はかなり苦戦していました(汗)。とくにサン・マルコ広場には大量の鳩がおり、餌を与えると罰金制度があるという程です。夫は広場に着いた瞬間、もう鳩が嫌だと歩けなくなり広場に入れる状態ではなかったので、「サン・マルコ寺院」の外観をさらっと見て、寺院の中や美術館の中には入らずに広場を後にしました(笑)。
サン・マルコ広場
ベネチアと言えば頭に浮かぶ「リアルト橋」を見に行きました。ここはいつも賑わっていました。橋からの景色もよいですが、ヴァポレットから眺めるリアルト橋もとても素敵でした。あとは「ため息橋」を見たりと、水の都ベネチアの美しい風景を散策して楽しみました。
ヴァポレットからのリアルト橋
美しい運河の景色
ため息橋
食事は「Trattoria Povoledo(トラットリア・ポヴォレード)」というお店にて。お昼のピークを過ぎた15時頃に向かうと、運河を眺められるテラス席に案内してくれました。日本語メニューもあるのがとっても助かりました! イタリア旅行の前に現地と比較しようと日本でイカ墨パスタを食べておいたのですが、この店のイカ墨パスタは、新鮮なのかイカの生臭い感じが全くなくとっても美味しかったです! 大き目に切られたイカも柔らかく、さすが本場!と感動しました。
また、もともとテラス席を用意してくれていたのですが、夫が鳩が苦手なので中の席に変えてくれました。しかも、鳩が嫌いでかわいそうだからと、ブルスケッタやレモンチェッロなどを無料でサービスしてくれたのです! 陽気な店員さんが多く、簡単な日本語を話してくれたり、アットホームな感じでとっても楽しませてもらいました。イカ墨パスタはもちろんボンゴレビアンコも美味しく、何より雰囲気がよかったので、今回の旅行で一番思い出深いお店となりました!
イカ墨パスタ、ボンゴレビアンコ
9日目、ベネチア本島からブラーノ島・ムラーノ島へ!
4月15日、本島よりヴァポレットで40分程で到着する「ブラーノ島」を訪問しました。レース編みやカラフルな街並みが有名で、どこを切り取っても絵になります。1、2時間あれば一周できるほどの小さな島ですが、可愛らしい街の中を散策するだけでも楽しかったです。
カラフルな街並み
可愛い街をバックに記念撮影!
次に、ブラーノ島よりヴァポレットで30分程で到着する「ムラーノ島」へ移動しました。ベネチアングラスが有名であり、多くのお店が並んでいます。製法やデザインによって金額はピンキリでしたが、比較的安価なものでもきれいで、お土産にぴったりかと思います。お店によるかもしれませんが、箱に入れて割れないように包装してくれました。
ムラーノ島も可愛らしい街並み
そのあと本島に戻り、サン・マルコ広場から見える「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」に行きました。小さな島にある教会で、ヴァポレットで2、3分で到着します。しかし、この時にヴァポレットを逆回りで乗ってしまい、一時間くらいかかりました(笑)。ヴァポレットのチケットは一回券、24時間券、48時間券といった様々な種類がありますので、滞在日数や使用予定回数によって購入すればよいかと思います。いくつかルートがありますので、目的の停留所に行くには何番線に乗る必要があるのかをマップ等で調べるか、係の人に尋ねるのがよいと思います。また、逆向きに乗ってしまわないよう、乗車前に必ず行き先を確認してください! あとは本島の運河に架かる大きな橋「アカデミア橋」も見に行きました。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
10日目、ハネムーン最終日が来てしまいました
4月16日、楽しい時間はあっという間で、とうとうハネムーン最終日。最後の観光に「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」に行きました。教会からは海越しに、サン・マルコ広場の時計台が見えました。そのあとはジェラートを食べたりとベネチア本島で軽く散策を楽しんでから、早めに空港へ向かいました。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂からの時計台
ジェラート食べました!
ベネチアを15時半頃の飛行機で出発し、ドバイを経由して翌日4月17日の夕方には関空に戻ってきました。行きも帰りも飛行機はエミレーツ航空(ドバイ-ナポリ間はフライドバイ)を利用しました。長時間のフライトでしたが、特に問題なく機内で過ごすことができました。ただ、想像以上に肌寒く感じたので、ブランケットは用意されますが自分でも羽織るものを持っていかれるほうがよいと思います。
内藤さん、希望通りの手配を進めてくださり本当に感謝しています
担当いただいた内藤さんには、様々なグレードのホテルの案内やカプリの現地情報、ホテルへの荷物預かりについて等、様々お問い合わせをさせていただきましたが、全てに丁寧にお応えいただきました。複数社に見積依頼をしましたが、内藤さんが一番丁寧に対応してくださり、ご提案いただいた行程も一番気に入ったので貴社にお願いさせていただきました。
ホテルはアマルフィのみ4つ星ホテルにアップグレードし、それ以外は3つ星ホテルを利用しました。私たちはホテルでゆっくり過ごすことはなく、基本的には寝るだけだったので特に不満はありませんでした。4つ星ホテルはお部屋が広く、温かい朝食メニューがあったり、バスローブや歯ブラシなどのアメニティーが充実していたりと、やはり3つ星とは違いがありよかったですね。ホテル滞在を気にされる方はアップグレードしたほうがよいかと思います。あと、宿泊税の支払いが現金のみのところが多かったので、現金の準備は必要だなと感じました。
列車移動では、フィレンツェからベネチアに向かう際に鉄道会社のストライキに遭ってしまい、キャンセルとなってしまいました。ヨーロッパではストライキがよく起こることは聞いてはいましたが、実際に遭遇してかなり焦ってしまいました。注意事項の書面はいただいていましたが、ストライキに遭った際の手続き方法や、ストライキが予定されているかを事前に調べる方法等をもう少し細かく教えてくだされば、なおありがたいかなと思いました。鉄道会社やその時の状況によって手続き方法は変わってくるかと思うので、事前にアナウンスすることが難しいかもしれないのですが。個人旅行である以上、私たちも事前に調べておけばよかったと反省しています。
ストライキのトラブルもありましたが、予定が大幅に変更にならずどうにか事なきを得ましたし、お手配いただいた旅程にはとても満足しています。担当の内藤さんは遅い時間までお仕事をされており、お忙しかったとは思いますが、希望通りの手配を進めてくださり本当に感謝しています。とっても思い出深い素敵なハネムーンとなりました、ありがとうございました!
楽しかったです!