ナポリ、ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノ(イタリア)旅行体験記・レビュー『イタリアへ美食の旅15日間〜おすすめのお店をご紹介します!滞在都市以外にボローニャ、トリノ、オルヴィエート、カプリ島などにも訪れ名物を堪能』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのイタリア周遊旅行をお楽しみいただけます。
イタリア旅行の訪問スポット
美味しかったお店や、主要観光都市から訪問できる街などご紹介します
イタリア料理に関する仕事をしており、今回は食をメインとしたひとり旅に行ってきました。13泊15日でイタリアを縦断、ナポリ、ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノの5都市に滞在し、少し足を伸ばしてボローニャやトリノなども訪れ、とてもよい思い出となりました。長期間の旅行でしたが、トラベル・スタンダード・ジャパンさんで飛行機、ホテル、高速列車の手配をお願いでき、飛行機遅延の際などもしっかりサポートしていただいたので、安心して旅をする事ができました。美味しかったお店や、主要観光都市から日帰りで訪問できる街など、ぜひご紹介できればと思います。
1日目、出発便が遅延して乗り継ぎに間に合わず、ドバイで1泊
7月24日、もともとはエミレーツ航空で羽田を深夜0時過ぎに出発し、早朝にドバイで乗り継いで同日のお昼にナポリに到着予定でしたが、羽田出発の飛行機が大幅な遅延となりました。ドバイでの乗り継ぎが間に合わないとあせっていましたが、ドバイの空港に到着するとすぐに御社の担当者からお電話をいただき、大変助かりました。ナポリへの乗り継ぎは間に合わないが、ローマ行きなら3時間後にあるなど別案を提示してくれたりして。ただ、ナポリから巡りたかったので、ドバイの空港ホテルに1泊し、翌日のナポリ行きに乗ることにしました。遅延したエミレーツ航空側で、半自動的に無料で空港直営のホテルが用意されたので、そこを利用しました。3食の食事も付いていて至れり尽くせりでした。遅延はしましたが、エミレーツ航空のサービスはとても充実していました。
2日目、ナポリに到着し、リーズナブルで気取らず美味しい食事を堪能
7月25日、本来は前日に乗るはずでしたドバイ発の飛行機に乗り、予定通り12時頃にナポリに到着しました。まずは昼食を食べにピザ屋さん「L'antica Pizzeria da Michele(アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ)」へ。マルゲリータとマリナーラの半々のピザ“マリータ”をいただきました。
L'antica Pizzeria da Michel
マリータ
移動もあったので結構疲れていましたが、街中を散策しながら、暗くなる頃には「ポジリポの丘」に着くように向かいました。世界三大夜景にも数えられている、ナポリの街を一望できる場所です。美しい夜景を堪能することができました。
ポジリポの丘から
美しいナポリ湾
夕食は、「A Figlia d'O Luciano(ア フィーリア ド ルチアーノ)」という地元に根付いたクラシックなお店にて。イワシのマリネ、生海苔のゼッポリーニ、ムール貝のスープ、トマトのスパゲッティをいただきました。中でもムール貝のスープがすごく美味しかったです! 蒸したムール貝とあさり、エビやタコの出汁を使ったピリ辛のスープで、下にはパンを敷いてスープを吸わせていて一般的なスープというよりは魚介の蒸し料理のような仕立てでした。シンプルにトマトとバジルを使ったソースにモチッとしたパスタが相性のよい、トマトのスパゲッティも美味しかったです。値段も安く、気取った感じのないナポリらしいお店でした。
生海苔のゼッポリーニ
ムール貝のスープ
トマトのスパゲッティ
夕食後は、ナポリで利用した「ベストウエスタン ホテル プラザ」へ。ナポリ中央駅付近のホテルで、移動などに便利な立地でした。
3日目、ナポリからカプリ島へ日帰り観光
7月26日、ナポリ中央駅から地下鉄で港まで移動し、ナポリの海の玄関口であるモロ・ベヴェレッロの港からフェリーでカプリ島へ向かいました。早速青の洞窟を目指すも、波が高くて入れず断念。バスの1日乗車券を購入して島内観光をすることに。
カプリ島の港風景
街歩きを楽しみながら、カプリ島名物の“カプレーゼ”を食べに「Ristorante Mammà Isola di Capri(リストランテ・マンマ・イゾラ・ディ・カプリ)」へ向かいました。とても華やかな空間のお店で、カプレーゼとその他の料理を楽しみました。名物のカプレーゼは、チーズの状態と塩の入れ方、トマトの酸味や甘味、上にのったバジルのペーストが全て計算されていて口の中で合わさった時に感動する美味しさでした。ネラーノ風スパゲッティは、見た目は地味だけれどチーズと少し焦がしたズッキーニの苦みがよいアクセントになっていて美味でした。マグロのグリルは、外側がカリッと焼きつけられていて軽い口当たり、リコッタチーズの酸味のあるムースと一緒に食べ進めるととても美味しかったです。デザートは店員さんおすすめのレモンのケーキをいただきました。酸味と甘みはもちろん、ほのかな苦みもバランスよくて絶品でした!
名物のカプレーゼ
ネラーノ風スパゲッティ
レモンのケーキ
昼食後は、ケーブルカーで頂上に登ることのできる「ソラーロ山」へ。標高約500mから見渡す絶景と青い海がとてもきれい。カプリ島全体を見渡すことができました。その後は帰りのフェリーまで時間があったので、海を眺めながらレモンのジェラートを食べて、のんびりと過ごしました。
ソラーロ山頂上からの眺め
レモンのジェラート
19時のフェリーでカプリ島からナポリに戻り、モロ・ベヴェレッロの港から歩いて夕食のお店「Osteria Il Gobbetto(オステリア・イル・ゴベット)」へ向かいました。ナポリで有名なレストランで、ナポリ王宮などから近い中心部にあります。かなりの人気レストランですが味は美味しく値段も手ごろで、パスタが一品10ユーロ以下で食べられます。お客さんも多いですが待ってる間にゼッポリーニ(海苔を練り込んだ揚げパン)をつまみに出してくれたり白ワインをサービスしてくれたりと太っ腹です。ただ、ものすごく忙しいようで、接客に関しては日本のサービスに慣れていると驚くかもしれません(笑)。
Osteria Il Gobbetto
いただいた料理の中で驚くほど美味しかったのがタコのサラダ。プリプリでレモンのソースが絡めてあり、絶品でした。ナポリの郷土パスタである海の幸のシャラティエッリは、モチッとした食感で魚介の出汁をよく吸っていて、こちらもとても美味しかったです。牛肉のポルペット(肉団子) トマトソースは、いくらでも食べられるような、少し塩気の効いたトマトソースが美味しく、どの料理にも満足しました!
タコのサラダ
海の幸のシャラティエッリ
牛肉のポルペット
4日目、ナポリからローマへ移動し、グルメ&お買い物を満喫
7月27日、ナポリを9時頃の高速列車で発ち、2都市目の滞在都市ローマには10時過ぎに到着しました。ローマ観光のまずはじめは、トリノ発のチョコレートブランド「Venchi(ヴェンキ)」でジェラートを購入して食べ歩きしました。そのまま街をぶらぶらして「カンポ・デイ・フィオーリ広場」や「パンテオン」を眺めて過ごしました。
Venchiのジェラート
パンテオン
次に「ナヴォーナ広場」を散歩して、昼食は広場近くのお店「Tre Scalini(トレ・スカリーニ)」にて。日本では珍しいブラータチーズを丸々一個食べられる、ブラータチーズとアンチョビのサラダは、岩塩、黒胡椒、バルサミコで調味してありました。ローマの名物手打ちパスタであるトンナレッリ カチョ・エ・ペペは、ペコリーノチーズとバターで作ったソースを絡めてありました。名物のタルトゥーフォは、パリパリのチョコレートの中にジェラートを包んであるドルチェで見た目も華やかで美味しかったです。
ブラータチーズとアンチョビのサラダ
トンナレッリ カチョ・エ・ペペ
名物のタルトゥーフォ
昼食後は「トレヴィの泉」を見学してから、「スペイン広場」へ移動して周辺でお買い物を楽しみました。熟練の革職人が手掛ける革製品屋さん「Leather Craftsman(レザークラフトマン)」では、カバンを購入しました。その他、料理の仕事をしているのでキッチン用品専門のお店などを見学。食器屋さん「Chiurato(キウラート)」では、フルーツやパスタを入れ込んだきれいなアクリル皿が買えますのでお土産におすすめです。
Leather Craftsman
Chiurato
夕食は、カルボナーラ発祥の店と言われている「La Carbonara(ラ カルボナーラ)」へ。日本人客も多いようでマダムも少しだけ日本語がわかるようです、中島健人さんのサインもありました。カルボナーラは濃厚なのに軽い味わいで、パンチェッタがサクッとしてよいアクセントで強くおすすめの一皿です。ローマ名物のひとつ仔牛肉に生ハムとセージを巻いてバターで焼く料理サルティンボッカも、塩気とコクが絶妙でとても美味しかったです、こちらも一緒にいただくことをおすすめします!
カルボナーラ
サルティンボッカ
ローマの夜は、ライトアップされた街並みがとてもきれいでした。「コロッセオ」や「ヴェネツィア広場」を通って夜景を楽しみながら、ローマで利用した「ケネディ ホテル」まで歩いて戻りました。
コロッセオ
ヴェネツィア広場
5日目、ローマからオルヴィエート&チヴィタ・ディ・バーニョレージョへ日帰り観光
7月28日、 この日はローマから「オルヴィエート」と「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」の2都市へ日帰り観光へ。列車の時間まで少し間があったので「真実の口」と「ヴェネツィア広場」をまわって、昼食に切り売りのピザを食べてから駅に向かいました。
真実の口
切り売りのピザ
ローマから1時間程かけて、14時頃にオルヴィエートへ到着。チヴィタへ向かうバスまで1時間ほどあったため、ケーブルカーに乗ってオルヴィエートの高台の市街地へ行ってみました。石畳の街並みがきれいで、高台からはとても美しい風景を眺めることができました。観光客も少ないので、何回かローマに行っている人にはおすすめです。
ケーブルカー
高台からの街並み
バスでチヴィタへ向かい、到着したバス停から30分程歩くと、"天空の城"とも呼ばれる風景に出会えます。一本橋を渡って急坂を上り村の内部へ、どこを切り取っても美しい街並みと猫たちに会えました。風化した建物も多いですがとても雰囲気がよく、何より一本橋からの全景が素晴らしいのでおすすめです。
チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
美しい街並みと猫
風化した建物も
チヴィタ観光を終え、18時頃にバス停へ向かうと、もうバスがないとのことで困りましたが、現地の人にタクシーを呼んでもらい、何とかオルヴィエートの駅まで戻りました。オルヴィエートではウンブリア州の名物料理を食べようと思っていたので、再びケーブルカーで丘の上の市街地へ行くことに。念のため終電を確認し、「23時」と言われたので安心して向かいました。
早速お店を探し「Ristorante Al Pozzo Etrusco da Giovanni(リストランテ・アル・ポッツオ・ダ・ジョバンニ)」へ。伝統的な料理に少し現代的なアレンジを加えたオシャレなお店でした。サービスも気さくで、ひとりでも安心して入れました。牛肉のタルタル ケッパー添えは、写真では少しわかりにくいですがトーストしたパンに日本では食べられない牛のタルタルが挟んであります。トリュフのウンブリケッリは、強力粉と水で作る素朴なパスタで日本で言ううどんに近いコシがありました。地元のトリュフをたっぷり味わえました。ウンブリア産地鳩のローストは、一羽丸々オーブンで焼いており、骨のある場所には鳩のミンチをつめて、ソースは鳩の出汁をとっており濃厚な味わいでした。デザートのピスタチオのケーキは、中にアツアツで濃厚なピスタチオクリームを詰めてあり、脳が揺れる甘味と味わいでした。ブンブリアの州の山の幸を存分に堪能できたお店でした。
牛肉のタルタル ケッパー添え
トリュフのウンブリケッリ
ウンブリア産地鳩のロースト
「オルビエート大聖堂」などを見たり、夜の街を散策してから早めにケーブルカー乗り場に戻ると終電が出てしまっていて、慌てて山道を歩いて下山しました。何とかローマ行の終電に乗り込み、帰路につきました。落ち着いて観光や食事を楽しむためにも1泊するべき街でした。
夜のオルビエート大聖堂
6日目、バチカン市国&ローマ観光、夕食は少し観光地から離れてみました
7月29日、朝からオプショナルツアーでバチカン市国へ入国し、「サン・ピエトロ大聖堂」の内部を見学したり、クーポラに登って「サン・ピエトロ広場」を見下ろしたりして過ごしました。「バチカン美術館」にも入館し、13時頃までバチカン市国の観光を堪能しました。
サン・ピエトロ大聖堂の内部
クーポラからの景色
昼食はアマトリチャーナをいただいたのですが、残念ながらあまり美味しくなかったのでご紹介は割愛。昼食後は、16時で予約していた「コロッセオ」に向かいました。入場して内部を見学、コロッセオとセットになっていたフォロ・ロマーノは時間切れで閉場しており、残念ながら見学できませんでした。
コロッセオ
コロッセオの内部
ディナーは少し観光地から離れてみようと思い、地下鉄B線で2駅離れたピラミデ駅に移動し、「Osteria San Giorgio」というお店に入りました。ローマ風前菜3種盛り合わせ、牛ミンチのスップリ(コロッケ)、モッツァレッラを詰めたズッキーニの花の揚げ物、アーティチョークのロースト、その他、フレッシュポルチーニのグリル、リガトーニ コーダ・アッラ・ヴァチナーラ (牛テールのトマト煮のパスタ)、アバッキオ・スコッタディート(仔羊のグリル)をいただきました。少し塩味が薄いところがありますが、気さくなサービスと豊富なメニューがあり、注文には困らないと思います。結構美味しかったので満足でした。
ローマ風前菜3種盛り合わせ
リガトーニ コーダ・アッラ・ヴァチナーラ
アバッキオ・スコッタディート
7日目、ローマからフィレンツェへ移動し、芸術の都を堪能
7月30日、3都市目の滞在都市フィレンツェに移動の日でした。ローマを9時頃の高速列車で発ち、フィレンツェには11時前に到着しました。小腹が空いていたので「中央市場」へ向かい、2階のフードコートで名物の“ランプレドット(モツ)のパニーノ”を購入し、昼食としていただきました。
ランプレドット(モツ)のパニーノ
中央市場内のお店にて
その後は12時半から予約していた「ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」へ。クーポラ登頂ツアーに参加し、上から赤い屋根のフィレンツェの街並みを一望しました。ドゥオーモをひと通り見学後は、夕方くらいまでウィンドウショッピングなどを楽しみました。
クーポラからの景色
階段は結構大変でした
16時半には予約していた「ウフィッツィ美術館」へ入館しました。ボッティチェリの『春(プリマヴェーラ)』や『ヴィーナスの誕生』など、有名な作品を見学することができました。
春(プリマヴェーラ)
ヴィーナスの誕生
夕食は、フィレンツェ名物の“ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)”を目当てに「4 Leoni(クワトロ・レオーニ)」というお店へ。とても雰囲気がよく、陽気な店員さんが火を入れる前の実物のお肉を見せてくれました。トスカーナ名物“レバーパテのクロスティーニ”が入った盛り合わせを食べながら、ステーキの焼き上がりを待ちました。赤身の厚切りステーキは食べ応え十二分で大満足! 陽気で心地よい接客に心からのチップを置いて、お店を後にしました。
実物のお肉
“レバーパテのクロスティーニ”が入った盛り合わせ
Tボーンステーキ
お腹がいっぱいで動けないので、「ヴェッキオ橋」の1本となりの橋「サンタ・トリニタ橋」に腰掛けてひと休み。20時頃でしたがまだ明るかったので、夕暮れ時のヴェッキオ橋を眺められるし、腰掛けることのできる高さなのでちょうどよかったです。川と夕日を見ながら1時間くらいボーッとしてゆったりとした時間を楽しみました。
夕暮れ時
日没後
日が沈んでからは、フィレンツェのライトアップされた街並みを眺めながら、フィレンツェで利用した「ホテル デッレ ナツィオーニ」までのんびり歩いて戻りました。
夜のフィレンツェの街中
8日目、ピサへ半日観光&フィレンツェでは昼も夜も当たりのお店に
7月31日、朝イチの7時頃から電車に乗って、1時間ほどかけてピサへ出かけました。ピサ到着後は「ピサの斜塔」までバスもあるのですが徒歩と所要時間が変わらないため、ポー川を渡って歩いて向かいました。事前予約をしていたので、斜塔の中に入って上まで登りました。登りながら体が傾く不思議体験ができ、面白かったです。上からの景色を眺めたり、下に降りて写真を撮ったりして楽しみました。
ピサの斜塔
体が傾く不思議体験
上からの景色
ピサは半日観光で満喫できましたのでフィレンツェに戻り、昼食をとりに「Trattoria La Casalinga(トラットリア・ラ・カサリンガ)」というお店へ。トスカーナ風前菜盛り合わせ、鴨のラグー パッパルデッレ(手打ちパスタ)、牛のブレザオラ カルパッチョ風、クレーム キャラメルの4品をいただきましたが、どれも美味しかったです。とくに鴨のラグー パッパルデッレは、パスタに使っている粉が美味しくて、噛むとすごく味が出てきました。ここはとても美味しかったので、強くおすすめします!
トスカーナ風前菜盛り合わせ
鴨のラグー パッパルデッレ
牛のブレザオラ カルパッチョ風
昼食後はフィレンツェの街を一望できる「ミケランジェロ広場」に行き、その後はお買い物へ。「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」に行ったり、自分用の皮のジャケットを探しに革製品のお店をまわりました。路地裏には職人のお店がいっぱいあり、見ているだけで時間が経ってしまいました。何店舗ものぞいて、1着気に入ったジャケットをお土産に購入しました。
ミケランジェロ広場からの街並み
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
多数ある革製品のお店
夕食は、内蔵料理で人気のお店「Il Magazzino(イル・マガッツィーノ)」へ。牛タンのカルパッチョ、ランプレドット(ギアラ)を詰めたラビオリ、トリッパ(ウシ胃袋ハチノス)のトマトソース煮をいただきました。19時半の開店直後は、自分しか居なくて不安でしたが、途中で一気に満席になりました。ワインも50種類くらいあり充実していました。料理はどれも味わい深く美味、こちらもおすすめのお店です!
牛タンのカルパッチョ
ランプレドットを詰めたラビオリ
トリッパのトマトソース煮
9日目、フィレンツェからベネチアに移動し、水の都の観光へ
8月1日、4都市目の滞在都市ベネチアへ移動の日でした。列車の時間まで少し時間があったので「中央市場」の朝市でお土産を物色しました。その後、9時半頃の高速列車でフィレンツェを発ち、ベネチアには11時半頃に到着しました。移動や観光のために、水上バスは48時間のチケットを購入しました。
水上バスで本島へ
はじめに観光に向かったのは13時半に予約をしていた「サン・マルコ寺院」。水上バスのチケットをとったり、移動にてこずったので遅れて14時頃に到着しましたが、なんとか入場できました。水上バスのチケット売り場は混んでいるので、余裕を持ったほうがいいですね。寺院の内に入り見学しましたが、内装も外装も、またサン・マルコ広場も工事中でしたので、その点は少し残念でした。昼食は、ロブスターのリングイネをいただいたのですが、高額で味もそこそこでしたのでご紹介は割愛します。
サン・マルコ寺院
寺院の内部
予約をしていた「ドゥカーレ宮殿」へ向かい、内部の見学へ。煌びやかな宮殿の様子や、当時の牢獄などの見学を楽しみました。次に予約はしていませんでしたが、広場にある「鐘楼」に入場して上に登り、ベネチアの街並みを見渡しました。その後は気ままに小路を散策したり、水の都の風景を楽しみました。
鐘楼からの景色
水路などの風景
夕食は、イカ墨パスタが評判のレストラン「Cà D'oro alla Vedova(カ・ドーロ・アッラ・ヴェドヴァ)」へ。サルデ・イン・サオール、イカスミのリングイネ、レバーのヴェネツィア風 ポレンタ添えをいただきました。ベネチアでは美味しいお店に出会うのがなかなか難しかったですが、このお店は今回ベネチアで入ったお店の中では一番美味しかったです。
サルデ・イン・サオール
イカスミのリングイネ
レバーのヴェネツィア風 ポレンタ添え
夕食後、日が暮れはじめたホテルへの帰り道、小窓にジェラートを作る男性の姿が見えたので行ってみました。桃とヘーゼルナッツのジェラートを注文したのですが、とてもフルーティで美味しかったです。「Gelateria Ducale( ジェラテリア・ドゥカーレ)」というお店です、ここはおすすめします! 暗くなってきたので、夜景を眺めながらベネチアで利用した「ホテル ナチョーレ」に向かいました。
桃とヘーゼルナッツのジェラート
日没後のベネチア
10日目、ムラーノ島&ブラーノ島を気ままに散策
8月2日、水上バスでまずはガラス細工の島「ムラーノ島」へ向かいました。「ガラス美術館」に開館と同時に入り、きれいな展示物をほぼ貸し切りで見学することができました。朝イチは観光客もいないので、静かな雰囲気が好きな人にはおすすめです。
朝のムラーノ島
ガラス美術館
お土産にガラス細工を購入してから、水上バスで「ブラーノ島」へ移動しました。カラフルな街並みで人気の島です。どこを撮っても写真映えする場所でした。
ブラーノ島
どこもかしこもカラフル
昼食は、ブラーノ島にあったお店「Bar Cicchetteria Da Gigetto」へ。前菜盛り合わせ、ボンゴレビアンコ、フリットミストをいただきました。華やかな盛り付けと顔がよいイタリア人の接客が特徴でしたが、味はまあ普通でした。いままで行ったお店と違って、特別美味しいわけではなかったです。ざくざく衣のフリットミストは美味しかったですかね。ただ、写真は映えるので、若い方にはおすすめできると思います。
前菜盛り合わせ
ボンゴレビアンコ
フリットミスト
2島の観光の後は、水上バスで本島へ行き、本島を一周する路線に乗って、風景を見ながら過ごしました。夕食に入ったお店は観光客向けというか、なかなかひどい食事でしたので割愛します。ベネチアはとくに物価が高く、飲食店のクオリティが上下する印象でした。食べ物は外したくなかったので残念でした。夜景はきれいですね、ライトアップされた「サン・マルコ広場」を通過してからホテルに戻りました。
水上バスからの風景
ライトアップされたサン・マルコ広場
11日目、ベネチアから“食の都”ボローニャへ日帰り観光
8月3日、この日は朝からベネチアを離れて、列車でボローニャへ向かいました。生ハムやチーズで有名な食の都です。ベネチアから1時間20分くらいでボローニャ中央駅に到着しました。まずは中央駅から歩いて街の中心部「マッジョーレ広場」へ。「サン・ペトローニオ聖堂」など広場周辺の見学を楽しみました。
サン・ペトローニオ聖堂
マッジョーレ広場
昼食は、「Ristorante Da Bertino」というお店へ。牛肉のカルパッチョ、タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼ、牛タンの煮込み サルサヴェルデ添えをいただきました。煮込みを中心とした肉料理の名店で、開店当時はがらがらでしたが、途中から急に人が入ってきて賑わっていました。食事も美味しく、地元の方にも愛されている素敵なお店でした。
牛肉のカルパッチョ
タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼ
牛タンの煮込み サルサヴェルデ添え
午後は“ボローニャの斜塔”と言われている「アシネッリの塔」に登り、赤い屋根が続く美しい街並みを眺めました。90mくらいの高さですが、なかなかスリルがありました。景色も美しいので、ボローニャに訪れたら是非登っていただきたいです。
アシネッリの塔からの景色
見下ろすとこんなかんじ
狭い階段でした
街を散策していると、至る所に手打ちのパスタやさまざまな食材が売られていて、流石“食の都”だと感じました。見ているだけで楽しい時間でした。
手打ちのパスタ
見ているだけで楽しい
休憩がてらカフェ「Caffè Terzi Bologna」へ。豆や抽出方法を選べるカフェで、世界中のバリスタから注目されているそうです。美味しい1杯でほっとひと息つきました。
Caffè Terzi Bologna
美味しかったです
夕食は、地元の名店「Trattoria del Tempo Buono」へ。料理はどれも美味しく「電車の都合上早めに食事を済ませたい」という私のワガママにも対応してくださり、親切なお店でした。モルタデッラのムース(ハムをムースにしたもの)を詰めたティジェッレ(パイ生地)、これがすごく美味しかったです! その他、リコッタチーズとイタリアンパセリを詰めたトルテッローニ、ボローニャ風コートレッタ(子牛のカツレツ)もいただきました。コートレッタは、上にチーズと生ハムがのっており、すごい旨味&ボリュームたっぷりで、若者にもおすすめです!
モルタデッラのムースを詰めたティジェッレ
トルテッローニ
ボローニャ風コートレッタ
ボローニャの料理はお肉とチーズでお腹いっぱいになるので、1泊してゆっくり味わったほうがいいですね。生ハムの名産地「パルマ」やバルサミコなどで有名な「モデナ」も同じ州内にあるので、ボローニャに滞在して周辺の都市を巡るのもよいと思いました。たっぷりとお腹が満たされた状態で、また列車でベネチアまで戻りました。
12日目、ベネチアから最後の滞在都市ミラノへ移動し、芸術の都を堪能
8月4日、いよいよ最後の滞在都市、5都市目のミラノへ移動の日。ベネチアを11時頃の高速列車で発ち、ミラノ中央駅に13時過ぎに到着しました。まずは予約していた「ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)」へ。上に登るツアーを予約しておいたので屋上へ。工事中だったので鉄骨が見えている場所があり、また上からの景色も都会の街並みなのであんまりでした(笑)。教会内部のステンドグラスなどはきれいでした。
ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)
屋上からの景色
教会内部のステンドグラス
とうにお昼も過ぎ中途半端な時間でしたが、昼食を兼ねて“世界一美しいスタバ”と言われている「スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ」にネタで入ってみました。30人程の行列に並び、コーヒー2種(オリアート ゴールデンフォーム コールドブリューとカッフェ シェケラート)、それからティラミスを注文しました。コーヒー自体は美味しかったです。一緒に注文したティラミスと提供タイミングが合わないと作り直したりしていて、ちゃんとしていました。
コーヒー2種とティラミス
マリトッツォなどもありました
休憩後は、予約していた『最後の晩餐』を見学しに「サンタ・マリア・デッリ・グラッツェ教会」へ向かいました。短時間でしたがしっかり鑑賞できました。その後はお買い物を楽しみました。DIESELの店舗では免税で購入することができました。
サンタ・マリア・デッリ・グラッツェ教会
最後の晩餐
夕食は、ミラノの伝統的な料理を食べに「Stendhal Milano(スタンダール・ミラノ)」へ。ジェノヴァ風ペーストとリコッタチーズを詰めた花ズッキーニ、ミラノ風リゾット、仔牛のコストレッタ(カツレツ)、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノをいただきました。少し値段は高いですが、雰囲気・サービス・料理の質、全てのレベルが高く、よいレストランでした。
花ズッキーニ
ミラノ風リゾット
仔牛のコストレッタ
帰りは夜の「ドゥオーモ」や「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」を見ながらホテルへ戻りました。ミラノで利用した「ホテル フローラ」は、中央駅の前にしてもらったのですが、観光地の集まる中心部まで2kmほどあるので、移動の利便性より市内観光優先の方は中心部の方が便利だと思います。
夜のミラノの様子
13日目、ミラノからトリノへ日帰り観光、この旅1番の食事に出会う
8月5日、ミラノから列車でピエモンテ州の州都トリノへ向かいました。山の麓のエリアで、食材ではポルチーニやトリュフ、ワインではバローロやフランチャコルタなどが有名です。真夏でも早朝は少し肌寒く、カフェに行きこの地の伝統的なチョコレートドリンク“ビチェリン”を飲みました。寒いエリアなので冬はこれで体を温めます、冬に飲んだらもっと美味しいだろうと思いました。
イタリアの田舎風景
チョコレートドリンク“ビチェリン”
街を散策していると、整備が行き届いていて、すごくきれいな街並みに驚かされました。碁盤目状になっていて歩きやすいし、ブランドショップもなんでもあり、洗練された美しい街でした。観光名所は「トリノ王宮」と「国立映画博物館&モーレ・アントネリアーナ」を見学。観光客はいないし、個人的にはすごい穴場でとても気に入りました!
トリノ王宮
国立映画博物館&モーレ・アントネリアーナ
トリノでの食事は時間の都合上、昼食1回の機会だったため、評価の高かった「Scannabue」というお店に入りました。伝統的な料理のコースがあったので、そちらを注文。ヴィテロ・トンナート(仔牛のツナソース)、タラとじゃがいものスープ カプチーノ風、アニョロッティ・ダル・プリン セージとバターのソース、バルベーラ酒の赤ワインで煮込んだ牛ホホの煮込み(コースと別に単品)、トリュフのタヤリン、ボネ(チョコレート プリン)の6品をいただきました。どの料理もとてもレベルが高く、今回の旅行で一番美味しいお店でした! ミシュランにも認められたお店のようです、トリノ観光の機会がある方に是非おすすめします。
ヴィテロ・トンナート
牛ホホの煮込み
トリュフのタヤリン
大満足の昼食後は、市街地からポー川を渡り30分程かけて歩いて、街を一望できる「サンタ・マリア・デル・モンテ・カップチーニ教会」に行きました。入場無料で高台になっていて、アルプス山脈が背景に広がるトリノの街並みを一望でき、素晴らしい景観でした。
のどかなポー川
高台からの景色
また歩いて市街地に戻り、帰りの列車の時間21時頃まで街中の散策を楽しみました。夕食を食べるほどの時間はなかったので、「Piadineria Brûlé」というお店でズッキーニとサルシッチャのピアディーナ(パリッとクリスピーな生地に具材がくるまれたサンドイッチのような物)を購入し、一口だけ出来立てを味わってから、あとは車内での夕食用にカバンへ。
ピアディーナ
その他、日本にもあるイタリア食材店「EATALY(イータリー)」でお買い物をしたり、裏路地のカフェ「ST Concept Store」でシェケラート(エスプレッソをシェイクして急冷する冷たいドリンク)を楽しみました。トリノは街も食事も素晴らしく、すごく気に入った街でした。1泊する価値はあります! 翌日は帰国日なので、観光の最終日をトリノで過ごせてよかったです。ミラノに戻り、荷物をまとめたりとホテルで旅行最後の夜を過ごしました。
EATALY(イータリー)
シェケラート
14日目、帰りは遅延もなく快適な空の旅でした
8月6日、14時の飛行機で帰国でしたので、とくに観光はせずにホテルでゆっくり朝食を楽しんでから、中央駅からバスに乗り空港へ向かいました。免税手続きなどもしたかったので早めに空港へ着くようにしました。
ホテルの朝食
空港では、ラーメン14.90€(約2,350円)を食べてみたり、ローマで美味しかったVENCHIのジェラートをもう一度食べました。免税手続きも済ませ、ミラノを14時頃に出発し、深夜にドバイで乗り継ぎをして、日がまわった8月7日の夕方には成田に戻ってきました。エミレーツ航空の機内では、約9時間のフライトで2食、約6時間のフライトで1食、機内食が提供されました。そんなに口に合わないような不思議なものは出てこなかったですし楽しめました。帰りは遅延もなく、快適に過ごして帰国できました。
空港で食べたラーメン
機内食一例
栗島さん、飛行機遅延の際は助かりました、各都市のホテルもよかったです!
ご担当いただいた栗島さんは、スピーディなお手配でとてもよかったです。飛行機遅延の際も私から連絡する前に、ドバイの空港についてさあどうしようというタイミングでお電話をいただいてすごく助かりました。結局翌日の飛行機まで待ちましたが、ローマへ移動する別プランをご案内してくれたりと、事前に対策をとっていただいており大変心強かったです。
今回の旅行、ホテルは全て主要な駅の近くに変更していただきました。駅に着いてすぐにホテルに行き、スーツケースを置いて観光できたのでとても便利でした。とくにベネチアは石畳の道がほとんどで、持ったままの移動は大変でしたので駅近にしてよかったと実感しました。また、前回イタリアに個人手配で行った際は、お湯がでない、WiFiがつながらないというトラブルがありましたが、今回はそのようなことが全くなく快適に滞在することができました。おかげさまで目的の食はもちろん、観光もいろいろと楽しめて充実した旅となりました、ありがとうございました!