ローマ（イタリア）旅行体験記・レビュー『16歳の高校生女子ひとり旅！歴史と芸術の街ローマで意義のある旅ができました』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのローマ（イタリア）旅行をお楽しみいただけます。
イタリア旅行の訪問スポット
高校生女子ひとり旅！行き先は歴史と美術の街ローマ
高校生のうちに、海外へひとり旅に出たい！ 言葉も通じるかわからない外国で、普段と違うことをたくさん経験したいと思っていました。また、ローマは歴史と美術が凝縮されている都市、海外に行くなら、まずヨーロッパのローマに行きたいと考えていました。それに、ヨーロッパで未成年のみの入国や宿泊ができる国がイタリアくらいだったので、そもそも行ける国が限られていました。
右側通行の車や信号無視の歩行者、壊れている券売機などにカルチャーショックを受けつつも、言葉の通じない国での滞在を無事に楽しめました。古代ローマの高度な文明とその国でさえも滅んだという事実を実感できました。また、美術鑑賞も有意義な時間でした。16歳でひとり旅だったので、ホテルのお手配など本当にお世話になり、ありがとうございました！
旅程2日目にローマに到着し、バチカン美術館へ
今回の旅では経由便のカタール航空を利用しました。国際線ははじめてだったので普通と比べて良いのか悪いのかは分かりませんが、機内食も美味しく快適なフライトでした。クランベリージュースがとても美味しかったです。
ローマには昼過ぎに到着しまずはホテルへ。今回の旅の滞在先ホテルは「ローマ タイムズ ホテル」。お部屋は綺麗でしたし、ベッドも快適でよく眠れました。立地も徒歩5分ぐらいのところにスーパーがあり、テルミニ駅、コロッセオなどにも歩いて行ける場所でしたので便利でした。朝食も美味しかったです。ビュッフェスタイルで朝からたくさん食べられました。特にチーズが美味しかったです。
チェックインを済ませ、まずはテルミニ駅からバチカンまで地下鉄を使い「バチカン美術館」に行きました。何もない場所は皆無で、至る所に彫刻が施されていたり、壁画があったりといった感じで、随所まで凝った豪華な内装に驚きました。また、収蔵品の多さに圧倒されました。『アテネの学堂』や『最後の審判』などの有名な壁画をこの目で見られたのには本当に感激しました。
ホテルの朝食
3日目はローマの名所観光、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂は混雑で断念
3日目は、朝いちで「スペイン広場」に行きました。思っていたより広くて、階段にも高さがありました。すごく綺麗でした。その後、「サン・ピエトロ大聖堂」に行きましたが長蛇の列だったので断念。学校の友達に手紙を出しました。そして「バルベリーニ宮」を見学。ラファエロの作品や、天井画『神の摂理の勝利』が印象的でした。カラバッジョの絵も良かったです。その後「サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂」を見学。日が暮れかかっているときに行ったので、聖堂の白がとてもきれいに見えました。この日は「La Renella」のピザを食べました。こんなに美味しいピザを食べたのははじめてでした！
La Renellaのピザ
4日目はサン・ピエトロ大聖堂のリベンジ、その後ローマ市内の歴史的建造物を巡りました
この日はリベンジで、前日にあきらめた「サン・ピエトロ大聖堂」へ。朝早く行ったらガラガラですぐに入れました。クーポラにも登りました。途中までエレベーターがあったのでエレベーターを使いました。だんだん通路が傾いてきて目の錯覚がすごかったです。上からの眺めは本当に最高！ ローマを一望でき、早朝だったのもあり、清々しい気分になれました！ サン・ピエトロ大聖堂は内部もすごかったですが、「サンタジェロ橋」から見た外観も素敵でした。
サンタジェロ橋からサン・ピエトロ大聖堂を望む
この後「コロッセオ」へ。しかしこの日は入場無料の日だったので長蛇の列。諦めて「カラカラ浴場」へ行くことに。カラカラ浴場は想像以上に巨大で迫力がありました。古代ローマの浴場愛を感じられました。飛行機で『テルマエ・ロマエ』を読んでいたのでしっくりきました。そして「アッピア街道」の石畳を見に行きました。轍が残っているのが歴史を感じて良かったです。
アッピア街道の石畳
その後、「ローマ水道橋公園」へ。ローマに行ったら見たい場所のひとつでしたが、すごく落ち着いた雰囲気なのが良かった！ この旅で一番印象に残っている場所です。どうしてもローマの観光は市街地が中心になってしまうので疲労も溜まりがちだと思いますが、水道橋公園からは山々を望むことができてとてもリラックスできました。水道橋も思った通り迫力がありました。いくつも連なっているアーチが古代ローマのイメージそのままでした。
その後「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」を見学。ローマの4大聖堂で、セキュリティチェックがありました。大聖堂の天井が素晴らしくとても荘厳な感じでした。ここを含めローマ市内にはバチカン市国の飛び地がたくさんあり、その証拠にバチカンの紋章があったのが興味深かったです。
水道橋とイタリアカサマツ
5日目はコロッセオ、フォロロマーノ、パラティーノの丘へ
ローマ観光の最終日。昨日パスした「コロッセオ」と「フォロ・ロマーノ」の見学へ。ハイライトを最終日に持ってきたのはある意味正解だったかも。この旅であったこと、見た場所を思い出しながら古代遺跡を歩きました。一番最後に持ってくるのもいいですね。コロッセオは大きさもそうですが、地下部分の緻密さに驚きました！それと、石材一つ一つが巨大。土木技術の高さを垣間見れました。フォロ・ロマーノは異民族に侵略されて破壊された遺跡ということで、古代ローマの栄枯盛衰を感じられる場所でした。柱だけ残っている神殿などはロマンがありました。
コロッセオ
最後に「パラティーノの丘」へ。高台からコロッセオとフォロ・ロマーノを見渡せて気持ちの良い場所です。どんなに強く、進んだ文明を持った国でも滅んでしまうという事実をひしひしと感じながら、ローマの景色を目に焼き付けました。
パラティーノの丘からのフォロ・ロマーノ
はじめて海外へひとりで行ってみて
高校生のうちにひとりで海外に行ったこと、そのものが価値のある事だと思っています。判断も未熟だし、現地に誰も頼る人もいないし、リスクも大きい。でも未熟なりに自分で考えて行動することはとても大切ですし、実際に分からないことも多いなか、たくさんのことを自力で解決しました。大人になったら海外に行くことも慣れてリスクは減ってくると思います。だからこそ今回の高校生ひとり旅は、とても意義のある旅となりました。
未成年なので色々と制約も多いですし、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではないのではじめは心配で、かなり神経をすり減らしましたが、周囲をよく観察して、そして堂々と振舞っていたので襲われたりはしませんでした。ミサンガ売りには2回ほど付きまとわれましたがうまく断りました（汗）。
日本とは別世界のローマ。黄色信号が異常に長いこと、車が右側通行だったこと、道が石畳だったことなど日本とは違うことが多く冒険している感じでワクワクしました！ イタリア語は「チャオ」「グラッツェ」「ペルメッソ」の3つだけ覚えて行きました。笑顔で挨拶すれば片言の英語でも何とかやり取りできます。最初にイタリア語で挨拶するのが大事かなと感じました！
担当していただいた内藤さん、お世話になりました
16歳でも泊まれるホテルを手配していただいて、本当にありがとうございました。はじめての海外旅行でしたが、大きなトラブルもなく楽しむことができました。自分の足でローマを歩けて本当に良かったです。おかげさまで、とても有意義な高校生ひとり旅を達成できました、ありがとうございました！
